ドイツヨーロッパの歴史

ドイツの歴史をざっくり解説!今のドイツはどうやってできた?「プロイセン」って?

20世紀以降:2度の世界大戦と東西ドイツ

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周辺国との関係や国内の領邦の独立や離脱と、まるで生き物のように国土が膨れたりしぼんだり激しく変化を続けるドイツ。時代はいよいよ19世紀から20世紀へと突入します。ここから徐々に、領邦の集まりから一つの大きな国家の姿へと変貌を遂げていくわけですが、それには世界を巻き込む大きな戦争が大きく関わっていました。

第一次世界大戦とてヴェルサイユ条約

ナポレオン戦争の処理のため、1815年に開かれたウイーン会議。ここで、国内で大きな力を持つプロイセンを中心にドイツ統一の動きが高まり、「ドイツ帝国」が誕生します。

首相ビスマルクは軍国主義を強め、ドイツ統一に尽力した人物です。

1914年7月28日を皮切りに始まった第一次世界大戦では、帝国主義を掲げるドイツはオーストリアなどと同盟を組み、イギリスやフランス、ロシアといった協商国を中心とした連合軍を中心に、4年もの間、激しい戦闘が続きました。

この戦争でドイツは敗戦。帝国主義は崩壊し、ヴェルサイユ条約にて巨額の賠償金の支払いと、一部の領地の放棄などが言い渡されます。

ヒットラー首相の誕生と第二次世界大戦

長年続いたフランスとの小競り合いや、最近何かと生意気なイギリスとの覇権争いに一気に決着をつけようとして、逆に打ちのめされてしまったドイツ。英仏への恨みが募り、国内ではドイツ革命が勃発するなど不穏な空気が続きます。

1920年代、世界恐慌のあおりで二重三重の打撃を受けるドイツにナチスが台頭。1933年にヒトラー政権が誕生し、1939年、第二次世界大戦が勃発します。

戦後、ドイツは、戦勝国であるイギリス、フランス、アメリカ、ソ連によって四分割統治されることに。内政的には資本主義と社会主義の対立構図が浮き彫りになります。

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