室町時代戦国時代日本の歴史

「戦国時代」はどんな時代?大まかな流れと異色の戦国大名を元予備校講師がわかりやすく解説

織田信長、豊臣秀吉による天下統一

桶狭間の戦いで勝利した信長は、今川氏から独立した三河の徳川家康と同盟を締結。背後の安全を確保してから隣国の美濃攻略に着手します。

1567年、信長は配下の木下秀吉(のちの豊臣秀吉)らの活躍により美濃の斎藤氏を滅ぼしました。美濃攻略の翌年、信長は自分の力を頼ってきた足利義昭を奉じて上洛を果たします。

その後、急速に勢力を拡大した信長と信長の操り人形に過ぎないことに不満を抱いた15代将軍足利義昭は信長と激しく対立。義昭は各地の戦国大名に手紙を出し、反信長包囲網を形成しました。

信長は苦闘の末に反信長連合軍に打ち勝ちます。畿内最大の抵抗勢力である石山本願寺と戦う一方、足利義昭を京都から追放。室町幕府を滅ぼしました。1575年に信長は、武田勝頼を長篠の戦いで打ち破ります。天下統一も見え始めた1576年、琵琶湖東岸に安土城を築城しました。

しかし、1582年、信長は本能寺の変で明智光秀に討たれて敗死。その光秀を討伐した羽柴秀吉が織田家内の権力闘争に勝利して信長の遺産を継承しました。1590年、秀吉は最後まで服従を拒否した関東の北条氏を討伐し、天下を統一します。

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