日本の歴史昭和

どうして起きた?「太平洋戦争」の開戦前から終戦後までをわかりやすく解説

GHQの戦後処理とその後の冷戦

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ポツダム宣言を受諾した日本は、すぐにあの有名なマッカーサー率いるGHQによって占領されます。農地改革や財閥解体、東京裁判などが有名ですね。農地改革により平等に土地を持つことができ、財閥解体により独占が解消され資本主義的な国になりました。また日本国憲法もこの時定められ、もう戦争させないようにあの有名な9条で軍隊を持つことを禁止しました。このようなGHQの占領や、この時の冷戦と原爆投下の関係について見ていきましょう。

マッカーサーが日本の改造を始める

敗戦が決定するとGHQが占領を始めました。前述した農地改革や戦犯に関しての東京裁判は有名だと思いますが、WGIPというものを知っていますか?ウォーギルトインフォメーションプログラムの略で、これも今後日本が戦争しないようにするための政策です。簡単に言うともうアメリカに攻撃してこないように、戦争に関して悪いイメージを抱かせるというものですね。そのような政策をしなければならないほど日本が脅威だったのかもしれません。

なぜ原爆を落とす必要があったのか?

戦争が終わった頃から、アメリカを中心とする西側諸国とソ連を中心とする東側諸国に分かれて冷戦が勃発。実はアメリカは太平洋戦争中からこの冷戦を見越しており、ソ連との核開発競争に勝ち、一刻も早く核を実用化したかったために実験台として日本に原爆を投下したと言われています。たしかに戦争を早く終わらせたいだけなら原爆を落とす必要はありませんね。

原爆が落とされ多くの被害者が出たことはもちろん悲しいことですが、原爆ができていなかったらダウンフォール作戦が行われ日本が復興不能なまでに本土を攻められアメリカの属国となる可能性もあったので早めに降伏できたのは良かったのかなとも思います。

歴史から学びましょう

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こうして見ていくと、日本は日清戦争あたりから勢いで太平洋戦争に突っ込み敗戦しているように見えます。よく歴史から学ぶのが大事だと言われますが、あった出来事を覚えるだけではなくどのようにして歴史が動いていったのかを捉えていくことが大切です。この戦争があってから70年以上平和が続いているのはすごいことだと思います。先人が守ってくれた現代を未来につなげましょう!

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