室町時代戦国時代日本の歴史

日本を彩った戦国大名とは一体どんなものだったのか?その謎の仕組みについて徹底解説!

日本史にとって一番人気な時代なのが戦国時代。この時代には色々な大名や武将が天下統一を目指して頑張っていました。しかし、そんな戦国時代とは日本にとってどんな時代だったのかは意外にわからないという人が多いです。 そこで今回はそんな戦国時代の秘密について解説していきたいと思います。

そもそも戦国時代とはどんな時代だったの?

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一概に戦国時代と言いますが、戦国時代の期間は1467年に起こった応仁の乱から1615年に徳川家と豊臣家の間に起こった大坂夏の陣までの期間のことを指します。

戦国時代というぐらいなんですから周りの国たちが政策を推進しながらどんどん領国を拡大させていった時代でもあり、まさに群雄割拠の時代でもありました。

またこの時代の特色として下の者が成り上がって最終的には戦国大名として成長するいわゆる下克上ということがしょっちゅう起こっていたのです。まぁ、応仁の乱によって幕府の政権はほとんど崩壊して色々ぐちゃぐちゃになっていましたから当然といえば当然なんですけどね。

戦国時代の戦い方やルール

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さて、ここまでは戦国時代とは一体どんな時代だったのかをざっくりと解説していきましたが、次はそんな戦国時代にとっては一番重要であった合戦の仕方について学んでいきましょう。

縁起を担ぎましょう。出陣式について

戦国時代といえば無秩序に合戦を行なっていたというイメージがありますが、この頃にもある程度の戦いの作法というものがありました。その代表的なものの一つに出陣式というものがあります。

出陣式というのは簡単に言えば縁起を担いで戦に勝てるように祈ろうというもの。今でも合格祈願にカツ丼なんかを食べたりはしますが戦国時代の武将も同じ考えだったのですね。

出陣式の作法はまず、戦う武将を集めて打ち鮑・勝栗・昆布の順番に食べていきます。これはつまり「敵に打ち勝って勝ちを収めて喜ぼう!」というものなんですが、これを食べたら武将みんなで勝鬨をあげてようやく戦に突入していくことになります。

戦の主人公は槍と石

さて、ようやく戦争が始まりましたが、戦国大名は軍師たちに頼んだルート通りに進軍していきます。そして敵にあったら戦闘が開始するのですが両軍が対峙するようになって一番最初に行ったのが石投げでした。

「石って効果あるの?」と思いますが、この頃鉄砲が上陸していますけどまだまだ高価な品物。そこら辺に落ちていてさらには敵に当たったらある程度の殺傷能力がある石が一番手っ取り早い飛び道具であったのです。

そのため両軍の石投げ部隊がまず最初に石を投げ始めるのですが、これが終わったら次は敵同士が直接戦う白兵戦に移ります。この時に大活躍するのが槍でした。戦国時代と言えば刀でチャンバラみたいに戦うのがイメージにあると思いますが、刀を使うのは本当に奥の手の手段の時のみ。普段は槍を使って相手を遠くから仕留めるということがスタンダードな敵の倒し方だったのです。

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