世の移り行くさまを描いた「方丈記」は平安時代末期を知る貴重な史料
鴨長明が生きた時代は、洋の中の秩序が乱れる末法の世でした。当時、最高レベルの知識人の一人だった鴨長明の目には、変転極まりない現世がどのように映っていたのか。そのことを知るとても重要な史料となるのが「方丈記」です。「方丈記」は随筆の傑作であるだけではなく、異常気象が原因の養和の大飢饉や京都を襲った元暦の地震などの様子を知ることができる貴重な史料ともいえるでしょう。
鴨長明が生きた時代は、洋の中の秩序が乱れる末法の世でした。当時、最高レベルの知識人の一人だった鴨長明の目には、変転極まりない現世がどのように映っていたのか。そのことを知るとても重要な史料となるのが「方丈記」です。「方丈記」は随筆の傑作であるだけではなく、異常気象が原因の養和の大飢饉や京都を襲った元暦の地震などの様子を知ることができる貴重な史料ともいえるでしょう。