平安時代日本の歴史鎌倉時代

公家社会と武家社会の違いって何?わかりやすく解説!

明治維新によって武家社会は終わった

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農業に依存した武家社会は、江戸時代中盤から変質し始めます。すなわち、江戸時代に入ると、回船問屋、両替商などの大商人が台頭し、江戸、大阪などの町には商売をする店が立ち並び、町人文化を形成するようになりました。

戦いのない社会では、武士が活躍する場はなく、下級武士は没落していきます。地方では、郷士といって、武士としての収入が乏しいため、農業をおこなう武士が増えていきました。明治維新に貢献した武士には郷士出身者が多かったのです。吉田松陰、西郷隆盛、大久保利通、坂本龍馬なども郷士出身でした。

農業の時代から工業の時代へ_さらにサービスの時代へ

明治時代に入ると、急速に工業化が始まり、産業革命に突入しました。すなわち、農業に依存する時代は、過ぎ去り、農業に依存した公家社会、武家社会は消滅せざるを得なかったのです。

そして、現代は、さらに工業の時代からサービス業の時代へと変化しています。農業や工業、商業は、実際に物が売買され、物の移動によって富が生まれるのです。しかし、サービスの時代になると、物は存在しませんし、物流もありません。金融産業がそのよい例です。

現在では、実体経済よりも金融経済の規模が大きく解離しており、物が存在しない取引によってお金が動く社会になっています。カードの時代からさらにスマホなどによる○○ペイと呼ばれる電子マネーの時代に変わろうとしているのです。

このように、武家社会が消滅した後には、私たちの社会の根本になるものはどんどん変わってきています。それが本当に良いことなのかはわかりませんが、それに付いていけない人々も出始めてくるでしょう。

武家社会と公家社会とは農業を基本とした支配層だった

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武家社会も公家社会も、農業の収入を独占する特権階級の時代だったと言えます。土地とそこから生まれる農産物(米)による富を独り占めにしていたのが、公家や武家だったのです。その特権階級を取り除いたのが明治維新ということもできます。

公家社会も、武家社会も消滅して、身分制度はなくなったのです。

しかし、明治維新以降も資本主義のもとで、財閥の経済独占が生じています。そして、今再び、金融経済の時代になって、再び同じ人間の間にも格差が広がりつつあるのです。格差社会の悪夢がよみがえろうとしているのではないでしょうか。

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