ヨーロッパの歴史

偉人の名言や逸話・エピソード10選!役立つ格言からおもしろエピソードまでわかりやすくご紹介!

1-4.現代の偉人・著名人たちが残した名言・格言

20世紀に入ると、情報伝達のスピードが格段にアップし、世界は言葉で溢れていきます。名言・格言ももう、言い尽くされてしまったのか……と思いきや、いえいえそんなことはありません。出版物、ラジオ、テレビ、インターネット、SNSなどを介して、多くの成功者・著名人たちが至言を世に送り出し、人々の心を惹きつけ続けています。

以下は20世紀以降に発せられた名言・格言の数々。まだまだたくさんご紹介したいところですが、今回はえりすぐってほんの一部、前向きになれそうな言葉を選んでみました。時代が変わっても、名言・格言は健在です。

「細部にこだわる。それは時間をかけてもこだわる価値のあるものだ」
(スティーブ・ジョブス:アメリカの実業家・アップル社創業者・元CEO)

「努力することより、しないことの方が難しい」
(ポール・マッカートニー:イギリスのミュージシャン・ポピュラー音楽史上最も成功した作曲家)

「昨日は取り戻せないが、明日勝つか負けるかは自分次第だ」
(リンドン・ジョンソン:政治家・第36代アメリカ合衆国大統領)

「虹を見たければ、ちょっとやそっとの雨は我慢しなくちゃ」
(ドリー・パートン: アメリカのシンガーソングライター・女優)

「人生において必ず幸せは訪れます。その幸運を逃さぬよう準備することが大切です」
(ジュリー・アンドリュース:イギリス出身の女優・歌手)

「一番いいと思えるものを簡単に、単純に考えることができれば、逆境からの突破口を見出せる」
(羽生善治:日本の将棋棋士)

2.教科書には載っていない!偉人・著名人たちの面白エピソード6選!

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記事の前半は重みのある名言・格言が続きましたので、後半は偉人・著名人たちのちょっと笑えるエピソードをご紹介したいと思います。大成し大仕事を成し遂げた偉人たちも生身の人間。こうしたエピソードがあるからこそ、偉人たちの業績も際立つというもの。ああ、あの人たちもパーフェクトヒューマンというわけじゃないんだな、と、ほっこり温かい気持ちになります。そんなエピソードの数々、ほんの一部ですがご紹介いたしましょう。

2-1.艦長なのに咸臨丸の船室で船酔い?:勝海舟

勝海舟といえば「江戸城無血開城」の立役者。いち早く西洋の情勢に目を向け、「長崎海軍伝習所」の創設などに尽力したことでも知られています。若いころから剣術や勉学に励み、まさに文武両道。なかなかのイケメンで、女性にも大変モテたのだそうです。

幕末の日本を牽引した勝海舟は1860年(万延元年)、37歳のときに咸臨丸の艦長として「日米修好通商条約締結の使節団」に同行しサンフランシスコへ向かいます。日本初の太平洋横断。何もかも初めて尽くしで、38日間の航海はほとんどが悪天候で船は大揺れ。さすがの勝先生も荒波には勝てません。船酔いが続いて船室に閉じこもりっきりだった、という残念なエピソードが残っています。

2-2.意外!ワイルドな大酒呑みだった自由人:福沢諭吉

福沢諭吉といえば1万円札の肖像にもなっている明治の大人物。慶應義塾の創始者であり、教育者、蘭学者、啓蒙思想家など様々な顔を持つマルチな存在として知られています。『学問のすゝめ』など教育にまつわる書をたくさん残した教育家であり、真面目で実直そうなイメージがありますが、実際には「部類の酒好き」だったのだそうです。

適塾で塾長として給金を得るようになってからも、そのほとんどを酒代につぎ込んでいたとの話も。たびたび奇行を繰り返し、酔って裸で塾内をうろつき騒ぎになったこともありました。偉人として名を遺す人物は、良くも悪くも破天荒でワイルド、ということなのかもしれません。

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