日米和親条約は日本の近代化にとっては必要不可欠だった
当時の東南アジアから東アジアにかけては、ヨーロッパ列強が、産業革命による工業化製品の販売先としてアジア諸国の植民地化が進めており、中国もその犠牲になったのです。日本も、開国をせずにいた場合、中国の清と同様の結果になっていた可能性もありました。鎖国のままでは、文明の差は大きく、いずれは日本も欧米諸国の犠牲になっていたでしょう。
それを恐れたからこそ、日米和親条約は結ばれたと言えます。日本が近代国家に生まれ変わるためには、日米和親条約は必要不可欠だったと言えるのです。
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TPPの意味するものは?
最近、日本はTPPに参加、批准し、貿易自由化に進んでいます。これは、米国発の保護貿易の動きに対しては重要な転機になる可能性があるかもしれません。海外の変化を良くとらえて決断することは、時には必要なことなのです。TPPはその一つと言えるでしょう。
日米和親条約のように私たちも決断すべき時がくる
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現代の世界は、混とんとした状態にあり、今後どう動いていくかは見えていません。そのため、私たちは、今後大きな決断をする必要のある時代に差し掛かるかもしれません。その時に、反対はあっても、決断すべき時には決断できる体制、指導者を持っている必要があります。私たちは、そのような時代に備えていく時代に生きていると言えるのです。