ヨーロッパの歴史

カトリックとプロテスタントの違いって何?わかりやすく解説!

日本人から見ると全て同じように見えるキリスト教。しかし世界中にはキリスト教にはいろいろな宗派があり、信徒はそれぞれ異なる教義を信仰してきるのです。 この記事ではそんな同じキリスト教であるのにもかかわらず、別々の考えを主張しているカトリックとプロテスタントのそれぞれの考えや教義やスタイルについて説明していきたいと思います。

カトリックとは?

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カトリックとはイタリアのローマを中心地としているキリスト教の一派であり、主にイタリア、フランス、スペイン、ポルトガルなどといった西欧諸国ともともとその国の植民地であった中南米、フィリピンなどにを中心に2億人ほど信者がいます。日本ではイエズス会のフランシスコザビエルが布教したこともあってキリスト教といったらカトリックというイメージがありますね。

カトリックには公同、普遍、普公という意味を持っており、元々はキリスト教は一つの教えでしたがとあることがきっかけで分裂。現在ではキリスト教の一派として活動しています。

プロテスタントとは?

プロテスタントとは一般的には宗教改革の時に誕生した宗派の集合体のことを指します。
集合体ですのでプロテスタントという宗教はございません。あくまでも宗教改革の時にカトリックにProtestant(反抗)した宗派の総称として使用しているのです。ここは日本人は結構勘違いするので注意が必要ですね。
プロテスタントは一応スイス、ドイツ、イギリス、アメリカなどといった国々が信仰していますが、プロテスタントと言ってもそれぞれの宗派はバラバラ。日本でも茶道に様々な流派があるようにプロテスタントにも様々な流派が存在しているのですね。
プロテスタントの宗派は書ききれないほどあるのですが、有名どころでいえばイギリスの英国国教会、ルター派、カルバン派が有名です。

カトリックとプロテスタントの違い

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カトリックとプロテスタントは同じキリスト教ではあるのですが、それぞれいろいろな違いが存在しており、それぞれの考え方が存在しているのです。

次はそんなカトリックとプロテスタントの違いを見ていきたいと思います。

信仰の対象

カトリックとプロテスタントの違いはまず第一に、信仰の依りどころとなる規準に違いがあります

カトリックでは度々公会議というカトリックの信仰を決める会議が行われていき、そこで決められたことを信仰する形をとっています。カトリックの原則である三位一体もこの公会議で正式に決められました。

さらにカトリックでは聖書とともに聖伝も神の啓示として認めています。聖伝とはようするに教皇の言ったこと。ローマ教皇の語る言葉は神の啓示に等しいものとして扱われているのです。

一方でプロテスタントでは聖書のみを神の啓示としています。教皇の言葉は間違っているとしてその権威の絶対性を認めてはいません。というかその恐慌の権威を否定するために宗教改革が起きたんですけどね。

そのプロテスタントの国には教皇の教えにはあまり従うことはありません。

プロテスタントは結婚OK

カトリックの神父は生涯独身で、プロテスタントの牧師は妻帯が認められているばかりか、女性の牧師も存在します。

また、プロテスタントでは認められている離婚がカトリックでは原則許されません。現在では緩和されていくようになって法律で認められている国が多いですが、例えばカトリックの総本山であるイタリアでは誰か一人でも離婚に反対したらその時点で離婚は不可能に。さらにアジアの国でもカトリックの国であるフィリピンでは離婚が認められないのです。

組織の形

カトリックはすべての教会がバチカン市国にあるローマ教皇庁をトップとしています。

そのためミサや礼拝も教えも基本的にはには教皇が決めたものが信仰されることになっており、逆らわないことにはなっているのです。

その一方でプロテスタントはカトリックに反抗して生まれたキリスト教教派の総体であって、プロテスタント全体の代表者や指導者のような存在やプロテスタント全体を統括するような組織はありません。

例えばルター派であったらルター派の教会、カルヴァン派であったらカルヴァン派の教会と各派がバラバラに存在しているのです。

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