主権を失ったポーランドの心の叫びにも聞こえる『革命のエチュード』
3度のポーランド分割と、ナポレオン戦争後に結ばれたウィーン議定書により独立を失ったポーランド。1830年にポーランド人が蜂起した時、若きポーランド人ピアニストのショパンはワルシャワ蜂起と弾圧の知らせをドイツのシュツットガルトで聞きました。その衝撃で作曲したのが『革命のエチュード』です。ポーランド分割に端を発するポーランドの悲劇は140年以上にわたって続きました。『革命のエチュード』はポーランドの非運を象徴する曲でもあるのです。
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