日本の歴史昭和

日本激動の時代「昭和」には何があった?わかりやすく解説

アメリカとの関係の破綻

日中戦争が起こった後日本の内閣は陸軍の意向に沿うような内閣がどんどん成立していくことになります。1939年には日本はドイツとイタリアとともに日独伊三国同盟を締結。アメリカとの関係悪化は決定的なものとなります。

さらには、日本はフランス降伏後にフランス領インドシナ半島の北部に進駐。のちに全土に進駐することになってアメリカはついに日本に対して対日石油禁輸制裁を行なっていくことになります。これに続いてイギリスとオランダ領東インドも日本との貿易を取りやめていき、日本は石油がなくなる前に石油地帯を手に入れていくように活動していくようになりました。

日本は第二次近衛内閣の時代に大政翼賛会を結成。日本は政党が全て大政翼賛会に吸収されていくようになり実質的な一体国家となりました。さらには日本は南進論という形でオランダ領東インドやマレー半島といった資源地帯の占領を目指していくようになり、ソ連との間に日ソ不可侵条約を締結。日本はアメリカとの戦争に踏み切ることになるのでした。

太平洋戦争

1941年12月8日。日本の連合艦隊がハワイの真珠湾を攻撃。この攻撃によって太平洋戦争が勃発することになりました。

初戦では連戦連勝。東條英機は日本の戦争を継続させるために全ての産業を国の管理下においていくようになります。

日本の国民は配給制度の中で贅沢を行わないように厳しい生活を送ることになったのです。

しかし、相手は世界最強の超大国アメリカ。真珠湾の攻撃以降リメンバー・パールハーバーという呼び声のもので日本を打倒しようと軍を展開。日本は南方の資源を獲得するためにマレー半島やインドネシアなどを占領するのですが、その占領の口実として日本を中心としてアジアの共同体を作るという大東亜共栄圏を発表。

しかし、その実態は日本側の資源搾取や現地住民をかり出した重労働によるものでした。

1 2 3
Share: