ヨーロッパの歴史

第二次世界大戦終結に向け開かれた「ヤルタ会談」とは?わかりやすく解説

大国のエゴではなく発展途上国への思いやりが必要

本来は第一次世界大戦時にアメリカ大統領だったウィルソンが唱えたように民族自決(民族単位で自身の意思決定をおこなうこと)を優先し、発展途上国への思いやりをもって戦後処理がおこなわれるべきでしたたが、大国のエゴはそれを許さなかったのです。

アフリカや中東の旧植民地地域では悲惨な地域紛争や難民が続出しています。

世界には難民が1億人以上おり、飢餓に苦しむ人はさらにその何倍もいる

その結果、現在の世界には1億人を超える自分の土地を離れざるを得なくなった難民が生まれており、さらに発展途上国では、飢餓に苦しむ人たちがその数倍もいます。したがって、今一部の豊かな大国が自国優先を主張することは許されることではないと思う今日この頃です。

ヤルタ会談は第二次世界大戦後の世界を決めたが絵に書いた餅だった

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アメリカなどの大国は、戦争を早く終わらせるために、ヤルタ会談でソ連を戦争に引き込んだり、そのあと原子爆弾を投下したりしたが、戦後の世界は不安定な状態を続けています。その結果、ヤルタ会談での取り決めは絵に書いた餅になってしまったのです。原爆が実戦兵器になったことにより、世界は第二次世界大戦以前よりも人類にとってさらに危険な状況になっています。私たちはその世界の危険な状態から目を逸らさないようにすべきでしょう。

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