武士たちの利益を守らなくなった鎌倉幕府は、武士たちの手で滅ぼされた
源頼朝が作り上げた日本初の武家政権である鎌倉幕府は、平安後期に登場した武士たちの利益を守る組織として発展します。しかし、北条氏の権力独占が明白になると、武士たちの保護に気を使わなくなってしまいました。将軍家でもない北条泰時が御家人たちから支持されたのは、北条氏以外の御家人も尊重し、武士の利益を守ったからです。どのような組織も、つくられた当初の目的を見失ってしまうと、衰退してしまうものなのかもしれません。
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