日本の電車ってどんなものなの?JR全社とそれにまつわる雑学について解説
JR各社の一覧やプロフィールや特徴を解説
沖縄県民以外の人であればほとんどの人が乗ったことがあるであろうJR。これは元々日本国有鉄道(国鉄)が分裂したことから誕生したのですが、最初はそんな全国にあるJR各社について解説していきたいと思います。
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JR北海道【本社所在地:札幌】
最初に紹介していくのはJR北海道。このJR北海道はJR各社の中では唯一1つの都道府県を管轄している会社となっています。
しかし、北海道の人口は500万人。さらに北海道というのはその人口に見合わずとんでもなく広大(東京の23倍)なため、営業利益があまり出ていないのが実情なんだとか。
その営業の厳しさは札幌近郊ならともかくローカル線になるとまぁ、悲惨なもので営業利益ワースト路線の5割をJR北海道が占めたり、それどころか札幌近郊以外の全路線が大赤字だったりJR北海道が頭を悩ませている原因の一つとなっています。
しかし、JR北海道も北海道なりに頑張っており、2016年開業した北海道新幹線を始め、ディーゼル特急はJR北海道が一番と言えるぐらい北海道民の足としてずっと活躍しているとか。まぁ、普通列車はお察しください。
JR東日本【本社所在地:東京】
次に紹介するのはJR東日本。関東地方・東北地方を管轄しており、馴染みの深い鉄道会社ではないのでしょうか?
JR東日本といえば東京近郊を管轄しているためぼろ儲けなんでしょ?と思うかもしれませんが、なんだかんだでその稼いだお金が東北地方のローカル線などで消費されるのはここだけの秘密です。
しかし、鉄道会社の規模であれば日本一なためどんどん新しいチャレンジができるのが東日本の強み。例えば東北新幹線は日本で一番速く走るために日々改良を重ねていますし、積極的にバンバン新しい電車を投入したりできるなど、かなり鉄道に力を入れている会社であることは間違いありません。
JR東海【本社所在地:名古屋】
次に紹介するのはJR東海。この会社を一言で言うのであれば新幹線のための会社。これに尽きるでしょう。このJR東海は皆さんも一度は使ったことがあるかもしれない東海道新幹線を管轄している鉄道会社であり、なんとJR東海の営業利益の85%が東海道新幹線によるものなんだとか。
そのため、新幹線ばかり力を入れて在来線に全く力を入れないという悪い面も言われているのですが、まぁ、国鉄時代から比べるとだいぶマシになったものだと私は思いますけどね。
あと、最近ではリニアモーターカーの建設を東海の全額自己負担で建設することが決まり2024年度完成に向けて建設を開始しています。
JR西日本【本社所在地:大阪】
次に紹介するのはJR西日本。近畿地方・中国地方を管轄しており、大阪の人なら馴染みが深い鉄道会社だとも言えると思います。
そんなJR東日本ですがやはりその特徴は古い車両を大切に使うというところにありました。昭和時代に使用されていた通勤車両に103系というものがあったのですが、東日本や東海などが次々とこの車両を引退させていく中、西日本のみはこの車両を今でも大切に使っているのです。
また、JR西日本は山陽新幹線などの新幹線を保有していますが、この新幹線の分野でも最後の最後まで0系を使用するなど西日本特有のもったいない精神が出たのかもしれませんね。
JR四国【本社所在地:高松】
次に紹介するのはJR四国。このJR四国は日本にあるJR各社の中では一番規模が小さいです。
しかし、このJR四国はJR北海道を超えるレベルの赤字財政であり、その規模は瀬戸大橋線のほんの一部を除いて全てが赤字というとんでもない状態となっていたのでした。そのためJR四国はなんとかするために色々な策を講じているのですが、なかなか収益が上がりません。
もし機会があればこのJR四国を応援してあげてください。
JR九州【本社所在地:博多】
次に紹介するのはJR九州。JR九州を一言で表すと特急のための鉄道会社。JR九州は普通列車以上に特急列車を優先して観光客を誘致することに重きをおくことをしていました。
そんなJR九州の特急ですが、その特急の中でも特に注目されており、JR九州の目玉の特急となったのが水戸岡鋭治がデザインした特急ななつ星。
今九州にある7つの県を表現したこの特急は3泊4日で九州全土をめぐるのですが、このようにJR九州は特急に力を入れているのです。