アメリカの歴史独立後

世界を震撼させた「世界恐慌」をわかりやすく解説!

日本

アジア唯一の先進国である日本は世界恐慌によってとんでもない被害を受けることとなりました。

まず、第一次世界大戦が終戦した直後の終戦恐慌から始まり、1923年の関東大震災、1927年の昭和金融恐慌など日本の経済は疲弊するばかり。そしてそのトドメのように1929年に世界恐慌が起こってしまったのです。

世界恐慌は高橋是清の積極的な歳出拡大によって1932年には恐慌から脱出することになりましたが、日本の根本的な経済の回復はならず東北の飢饉など地理的な要因もあったこともあり、日本はこれから満州、そして中国における権益を拡大しようと目論むようになっていったのでした。

アメリカのニューディール政策

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世界恐慌が起こり、財政が破綻したアメリカでしたが、1933年に新しく大統領となったフランクリン・ルーズベルトはこのアメリカの経済を立て直すために政府がある程度経済に介入する修正資本主義に基づいたニューディール政策を実施するようになります。

ルーズベルトは選挙で公約した通り、公約通りテネシー川流域開発公社を設立し公共事業を拡大したことによって失業者の囲い込みに成功。更に農業調整法や全国産業復興法を制定し経済を政府主導で立て直したおかげである程度の経済回復が実現しました。

しかし、この世界恐慌が各地のナショナリズムを煽ってしまい、そして第二次世界大戦へとつながっていくきっかけとなっていったのでした。

世界恐慌は資本主義のあり方を大きく変えた

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世界恐慌は資本主義という構造自体の限界を大きく世界に知らしめることになりました。ここから資本主義は政府がある程度介入するという修正資本主義という形にシフトチェンジするようになりました。

世界恐慌はまさしく資本主義のあり方を大きく変えた出来事だったのです。

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