古墳時代日本の歴史

現在の天皇家の祖先が生まれた「古墳時代」とは?詳しく解説!

磐井の乱によって九州まで大和朝廷の勢力圏に

ただし、大和朝廷の力は拡大し、豪族連合の様相が強くなっていったのでしょう。7世紀前半に起こった磐井(いわい)の乱を朝廷が制圧したことで、九州地域の大勢力はついに大和朝廷の勢力圏に組み込まれたのです。

そして、継体天皇の後継者は大和豪族たちに支えられ、古墳時代も時代から新たな飛鳥時代に突入していきました。大王の力は弱まったものの、連合国家としての大和朝廷の力は確実に増大していったのです。

古墳時代は大和朝廷そのものの歴史

image by PIXTA / 33505410

現在の天皇家は、この古墳時代にその大王家としての基礎を築いていったと言えます。ただ、その過程がどのようなものであったのかは、記紀などの文献資料と考古学上の遺跡資料などには大きな差があるのです。そのために、天皇陵を古墳に特定できているわけではなく、混沌とした状態にあるのが現実と言えるでしょう。ただ、この古墳時代には大きなうねりの中で、天皇家の祖先が育まれていったのは間違いありません。

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