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インド神話とは?帝釈天・毘沙門天・夜叉…まるっと紹介!

シヴァ、ヴィシュヌ、ブラフマー

様々な神話に登場する重要な神であり、いずれも強大な力を持っているため、本来なら一柱ずつ紹介するべきところですが、今回は創造・維持・破壊の再生サイクルを司る三神一体の神々としてご紹介します。

インド神話には、宇宙が創られ、守られ、いずれ朽ちて命尽きるときに破壊し、そしてまた再生するという考え方がああるのです。神話によって描かれ方は様々ですが、ブラフマーが宇宙を創り、ヴィシュヌがそれを維持し、シヴァが破壊し再生の時を待つ、と説かれています。

4つの腕と4つの頭を持ち、宇宙を創ってそこにありとあらゆる命を作り出したとされる創造神・ブラフマー

巨大化し3歩で世界をまたぐことができる、インド神話最強の呼び声高い維持神・ヴィシュヌ

怒ると世界を焼き尽くすほどの激しい炎を放ち、暴風雨を巻き起こす破壊神・シヴァ

世界を滅ぼし作り変える力を持つ最高神たちは、昔も今も多くの人々の信仰を集めています。

商売繁盛/ご利益満載・ガネーシャ

象の顔を持ち、少々ユーモラスな風体をした変わり者の神様として人気の高いガネーシャ。インドのみならず、世界中で人気が高く、多くの国々で信仰されている神様です。

商売繁盛、厄除け、学問成就、芸能など、私たち人間の目線でありとあらゆる物事を司る神様。人気が高いのもうなずけます。一般的には財産をもたらす「富の神様」として崇められることが多いです。

2007年に発刊されベストセラーとなった「夢をかなえるゾウ」にも、関西弁をしゃべる陽気な神様として登場します。

ガネーシャの形をしたフィギアやイラストも、ご利益があるとのことで大変人気があるそうです。

圧倒的パワーと強烈な存在感・インド神話の神様から目が離せない!

image by iStockphoto

知れば知るほど豪快で桁違いのスケールを持つインド神話の世界。仏教にも通じ、エンターテインメント性も十分に備わっていて物語としても読み応えあり。多くの国々の思想文化に影響を与えているところも非常に興味深いです。破壊神がいて、創造神がいて、それらを守り培う神々がいて……あまりのスケールの大きさに面食らってしまいがちですが、案外、バランスのとれた世界観を持っていて、それが人気の理由のひとつになっているのかもしれません。

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