江戸幕府の崩壊を招いた開国と尊皇攘夷論
開国に際しての幕府の弱体化が明らかになったことと、当時の孝明天皇が外国嫌いで攘夷論者であったことから、尊王攘夷運動が沸き起こりました。一時的には井伊大老による安政の大獄で取り締まりが行われましたが、尊皇攘夷運動は大きなうねりとなり、結果的には徳川幕府を崩壊に追い込んだのです。
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現代の鎖国は致命傷になる
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鎖国は、国内を平和に統治するためにはよい政策でしたが、国外の情報に疎くなってしまった結果、文明が進まず、開国を要求する外国勢の圧力に耐えきれませんでした。やはり、情報の大切さを痛感させてくれる出来事だったと言えます。
しかし、現代は、再び保守的な保護貿易への道を走る指導者も現れるようになっており、平穏な国際秩序は混乱の状態です。私たちは、自由な開かれた社会でなければ、世界に置いていかれることをよく認識しておく必要があると言えます。
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