【独断で選定！】世界を変えた4人の革命家をわかりやすく解説！
3.ウラジミール・レーニン【ロシア革命】
革命家といえば必ず上がる人物としてウラジミール・レーニンが挙げられる場合が凄く多いです。
そこまでと言われるかも思いますが、本当にレーニンが起こした革命は世界で大きな影響を与えることとなります。
次はそんなウラジミール・レーニンとロシア革命について見ていきましょう。
第一次世界大戦による革命の機運
レーニンがロシア革命を達成する前、ロシア国内では日露戦争や第一次世界大戦などの戦争によって農民などの一般市民の生活がどんどん酷いものへと変わっていました。
戦争というものは勝てばその苦しみの分だけ賠償金やら領地やらいろんなものがもらえますが、この二つの戦争の場合はロシアが敗戦に終わった戦争。つまりは利益を得るどころか手放していたのです。
もちろんこんな体たらくで民衆は怒らないはずもありません。1917年には二月革命が起こり皇帝は退位。ロシアには臨時政府が作られて民主的な政策に方針を転換したのでした。
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レーニンの動向と十月革命
こうしてロシア帝政は倒されたのですが、レーニンが成し遂げようとした課題は山積みでした。例えばレーニンは二月革命の混乱の最中、ロシア帝国からの追っ手から振り切ろうとして亡命したスイスからドイツの援助も借り受けてロシアの首都サンクトペテルブルクに戻ったのですが、臨時政府はレーニンのことを警戒。レーニンが率いていたボリシェヴィキの幹部を多数逮捕してレーニンもフィンランドに亡命してしまいます。
しかし、レーニンは諦めません。レーニンは臨時政府と一時的に和解してなんとかロシアに戻ると早速1917年10月にボリシェヴィキや労働者共に一斉に蜂起。一気に首都を包囲してその地を掌握するとそのままロシア国内をどんどん手中に収めていきます。
さらに、レーニンはブレスト＝リトフスク条約に調印。ドイツと講和して当時ロシア第二の都市であったモスクワに遷都。この地を本拠地として臨時政府と対立していきます。
ソ連の成立
こうして臨時政府と対立するようになったレーニンですが、ボリシェヴィキが率いていた赤軍は順調に臨時政府が統治していた重要拠点を次々と占領。1922年には最後の拠点を陥落させてロシア内戦と呼ばれる内乱はボリシェヴィキの勝利に終わり、1923年にソビエト社会主義共和国連邦(ソ連)が成立しました。
その後レーニンはロシアを社会主義国家とするために様々な社会主義政策を実行。企業は国有化されて個人の所有もネップと呼ばれる政策が行われていた時期には認められたものの、基本的には社会主義的な政策にのっとって規制されました。
しかし、レーニンは日頃からの激務やストレスによって徐々に健康に害をきたすようになり、1922年には脳梗塞の症状が見られるようになりました。そしてレーニンは1924年に脳梗塞によって死去。レーニンの跡はスターリンが引き継ぎ、社会主義陣営として第二次世界大戦や冷戦を渡っていくのでした。
4.フィデル・カストロ&チェ・ゲバラ【キューバ革命】
カリブ海に浮かんでいる島国キューバ。この国はアメリカの近くにあるのにもかかわらず社会主義国家として今の時代でも存続しているのです。そんなキューバを社会主義国家と変えたのが日本の学生運動のカリスマとして尊敬されていたフィデル・カストロとチェ・ゲバラだったのでした。
次はそんな2人の革命家とキューバ革命についてみていきましょう。
カストロとゲバラの出会い
1929年、1人の男がキューバで生まれました。彼の名はフィデル・カストロ。のちに革命を起こしてキューバを2008年まで指導することとなる人です。カストロはキューバの大学であるハバナ大学にて法律を学ぶ学生でしたが、ここにてこのキューバという国はアメリカの強い影響下に置かれていることに気付かされます。
当時、キューバではバディスタという人が親米独裁政権を成立させており、キューバ国内では貧富の差が激しいものとなっていました。
これに疑問を持ち始めたカストロは7月26日にこのキューバの政権を倒そうと弟と共に蜂起。この蜂起は失敗に終わりますが、この7月26日に反乱の狼煙を上げたことからここからキューバの反乱組織のことを7月26日運動とも言うようになりました。
カストロはのちにメキシコに逃れることとなるのですが、この地にて運命的な出会いをすることとなります。それがカストロのパートナーとなるチェ・ゲバラだったのです。
チェ・ゲバラは元々アルゼンチンにて医者をやっていた家に生まれましたが、ゲバラは徴兵をかなり嫌っており、その縁かいつのまにか革命に参加。アメリカの迫害を受けたことによってメキシコに亡命していたのでした。
そして、キューバにおける反乱はこの2人が主導することとなるのです。
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