平安時代日本の歴史

日本全土を揺るがした源平合戦「治承・寿永の乱」を元予備校講師がわかりやすく解説

泳ぎが達者だったため、生き延びてしまった平宗盛

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平氏の有力者の多くが戦死、あるいは入水自殺を遂げる中、平氏の総帥である宗盛も覚悟を決めて水中に飛び込みました。しかし、宗盛は泳ぎがとても達者だったので死にきれず、つい、泳いでしまいます。そのため、源氏の捕虜となってしまいました。鎌倉に連行された宗盛は、頼朝に対し卑屈に命乞いをしますが、聞き入れられず斬首されます。名門の総帥としては、なんともふがいない最後となったのは残念なことですね。

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