大正日本の歴史

アメリカの警戒から生まれた「石井・ランシング協定」とは?わかりやすく解説

日米安保が石井・ランシング協定にならない保証はない

現代の日本は、日米安全保障条約に依存しきっており、その他の選択肢を持たない危うい状況にあることを私たち国民は忘れてはならないのです。いつ状況が変わって、互いに同盟よりも自国だけの防衛を計るようになったり、別の条約で同盟そのものが無力化するかわからないのが現代の世界といえます。

その意味で日本もいくつかの選択肢を持っておく必要があるのです。

世界が平和になるのは石井・ランシング協定よりも互いの信頼と譲り合いが必要

image by PIXTA / 23268141

私たちの世界が危機的な状況でも平和を維持していくには、石井・ランシング協定のように互いの妥協点で成立させるのではなく、互いに信頼と譲り合う心を持って協定を結ぶことが必要です。支援を餌に支持を取り付けても、相手国のことを本当に考えていなければ、必ず反発を招き、いつかしっぺ返しを受けるでしょう。私たち国民が常に政府の行動を監視して、正しい道から外れないようにしたいものです。

1 2 3 4
Share: