漫画界の大河ドラマ?「ジョジョの奇妙な冒険」の壮大な世界をざっくり解説!
- ジョジョの奇妙な冒険とは?
- 第1部『ファントムブラッド』因縁の始まり
- ディオの恐ろしい計画
- ジョナサンとディオの最後の戦い
- 第2部『戦闘潮流』石仮面の謎
- 柱の男と石仮面の謎
- 第3部『スターダストクルセイダース』ディオとの最後の戦い
- DIOとの最後の壮絶な戦い
- 第4部『ダイヤモンドは砕けない』人が消える街
- スタンド使いはスタンド使いにひかれあう
- 第5部『黄金の風』ジョルノ・ジョバァーナには『夢』がある!
- ギャングスターに僕はなる
- ボスとの死闘
- 第6部『ストーンオーシャン』新世界へ
- 仕組まれ刑務所へ
- 果てしなく続く戦い
- 時間の暴走、新しい世界へ
- 第7部『スティール・ボール・ラン』レースの裏にある陰謀
- 北アメリカ大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」
- 第8部『ジョジョリオン』現在連載中
- 混乱するので人物整理をしてみよう
- ジョジョは人間賛歌!
この記事の目次
ジョジョの奇妙な冒険とは?
Hirohiko Araki – http://jojo-animation.com/fb_bt/, パブリック・ドメイン, リンクによる
30年にわたる連載で、単行本は100巻越、アニメーション・実写映画・ゲームなどにもなり、累計発行部数は2016年12月には1億部を突破。2006年の「文化庁メディア芸術祭」10周年記念アンケート企画「日本のメディア芸術100選」にてマンガ部門で2位という輝かしい実績をあげていますよ。他にも外伝・番外編なども発表されていて、スピンオフ作品もだされていますね。
特徴は絵もアートのように美しく、コマ割り・擬音・ジョジョ立ちと呼ばれるポーズ・誰もがつい使いたくなる台詞まわしなどで、コアなファンとかオタクとはまた違う「ジョジョラー」と呼ばれるマニアがいますよね。
第1部『ファントムブラッド』因縁の始まり
名門貴族の「ジョナサン・ジョースター(愛称・ジョジョ)」の両親が古代アステカの遺跡からみつかった「石仮面」を持って帰る途中に馬車が事故にあい、その時に泥棒をした貧民街出身の「ディオ・ブランドー」の父親を「命の恩人」として牢獄から出したことが縁となり、ディオの父親が死んだ時にジョースター家に入ったことから悲劇がはじまったのですね。
ディオの恐ろしい計画
1880年イギリス。引き取られた時からディオはジョースター家の乗っ取りを企んでいました。ディオはジョナサンを友人達から孤立させたり、愛犬を殺したりなどの嫌がらせをするのですね。しかし、ジョナサンの初恋の相手である「エリナ・ペンドルトン」を辱める(キスをする擬音が 「ズキュウウウン」)ことから打ち負かせることで12歳のいさかいは一端終わります。
1888年。父親が原因不明で衰弱していくことを不信に思ったジョナサンは、ゴロツキのボスである「ロバートE.O.スピードワゴン」の協力で原因が毒だとつきとめますよ。なんとディオはジョナサンの家に入り込むために実の父親もその毒で殺していたことも判明します。おいつめられたディオは「石仮面」をかぶり吸血鬼に変貌しまいました。そのディオを倒すためにジョナサンは屋敷に火を放ったのです。
ジョナサンとディオの最後の戦い
謎の紳士「ウィル.A.ツェペリ」がやってきました。ディオがまだ生きているだというのですね。ディオを倒すためには「波紋」という技が必要だと言われ、ツェペリから伝授されるのですよ。波紋というのは。吸血鬼はご存知の通り太陽に弱いのですが呼吸法でそれに似た生命エネルギーを作り出せるという技なのですね。そして犠牲を払いながらジョナサンはディオとの一騎打ちとなりディオを倒したのです。
1889年2月にジョナサンはエリナと結婚し、新婚旅行で乗った客船に首だけ生きていたディオが屍生人を引き連れてジョナサンの身体を奪おうと襲撃してきたのですよ。致命傷を負ったジョナサンは最後の力で波紋で船を爆破。ディオの首を抱きかかえ「奇妙な友情」を感じていたことを言って息絶えて船と共に海底へ沈んでいくのでした。エリナは屍生人に母親を殺されて泣いていた赤子を抱きかかえて船から脱出。胎内には新しい命が宿っていたのです。
第2部『戦闘潮流』石仮面の謎
ジョナサンの孫となる「ジョゼフ」が主人公の物語です。ジョゼフは紳士だったジョナサンと違って、かなりくだけた性格でヤバくなると逃げ出し(逃げながら作戦を練る)相手が何かを言おうとする前に「おめーの次のセリフはこうだ『〇〇〇〇』」と先読みして言ったりする(事実その通りのセリフを相手は言う)不思議なところがありますよ。生まれた時から、ジョナサンが習得した「波紋」を使うことができますよ。遺伝子に組み込まれたのでしょうか。
柱の男と石仮面の謎
今や石油王となったスピードワゴンがメキシコで行方不明となりました。その行方を追ってジョゼフは「ルドル・フォン・シュトロハイム」というナチスの将校が、遺跡を探索していて重体となったスピードワゴンを保護をして、「柱の男」の「サンタナ」を復活させていたのに出くわしますよ。サンタナは忍び込んでいたジョゼフとシュトロハイムによって倒されます。
ローマに3体の「柱の男」がいると聞いたジョゼフは、そこでジョナサンの師匠であるツェペリの孫「シーザー.A.ツェペリ」と出会い、柱の男と戦うものの惨敗。波紋や太陽を克服して地上を支配するために「エイジャの赤石」を狙っていることを知り「リサリサ(エリナが抱いていた赤ん坊=ジョゼフの母親)」の元で修行することになったのですよ。
エディシを倒したものの、シーザーはワムウに倒されてしまいました。ジョゼフはワムウを倒し、赤石をめぐっての対決をカーズとすることになります。カーズは卑怯な手を使い石仮面に赤石を組み込んで被ったので究極生物に進化しますよ。石仮面というのは「太陽の下に出ることができない闇の一族が完全生命体になるための道具」でカーズが作ったものだったのですね。
最後の絶望的な戦いの中で、ジョゼフは火山の噴火を利用するという捨て身の作戦で、カーズを大気圏外に吹き飛ばし(そのまま宇宙空間を漂流することになる)ジョゼフも死んだと皆が思って葬式を出していた時に、ジョゼフがスージーQを奥さんにして生還するというラストです。
第3部『スターダストクルセイダース』ディオとの最後の戦い
ジョゼフの戦いから50年後、ジョゼフの孫の「空条承太郎」が主人公。ジョナサンの首から下を乗っ取って100年間眠っていたディオが復活。スタンド使いをつかって世界を支配しようとするのを止める(本当の目的はディオを倒して母親を助けるため)最後の戦いの話です。実は作品の中で「ジョジョ」と呼ばれるのは、この3部の空条承太郎までなんですね。そして第3部からディオの表記が「DIO」となります。