アメリカ合衆国とインディアン
フレンチ・インディアン戦争やアメリカ独立戦争など、北アメリカで繰り返し起きた戦乱は北アメリカに居住するインディアンを巻き込まずにはいられませんでした。
独立戦争によって勝利したアメリカ人は、西へと移動。中西部に住むインディアンたちの土地を奪っていきました。
白人による西部開拓のことを西漸運動といいます。彼らは、白人によるアメリカ大陸の開拓は「明白な天命(マニフェスト・ディステニィー)」だとしてインディアンから土地を奪うことを正当化しました。
インディアンたちは白人とたびたび戦いましたが、最終的には白人に破れます。生き残ったインディアンたちは「保留地」とよばれる狭く貧しい土地に押し込められました。
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フレンチ・インディアン戦争はイギリス系白人が躍進するきっかけとなった
フレンチ・インディアン戦争により、フランスは北米大陸での力をほぼ失いました。19世紀初頭の米英戦争でも勝利したアメリカ合衆国はその力を西に振り向けます。中西部や西部に住んでいたインディアンは土地を奪われ、白人達によるアメリカ大陸の征服が進みました。フレンチ・インディアン戦争はアメリカが北アメリカの大半を支配するきっかけとなったといってよいでしょう。