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「BRICS」って何?世界の経済を担う5つの国をわかりやすく解説!

中国

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2000年の歴史を誇る中国。この国は昔のロシアと同じく社会主義を掲げる国でした。

しかし、この社会主義か行き詰ったことで中国はとある改革に乗り出すことになるのでした。

中国の改革開放

中国という国は社会主義を掲げる国と説明しましたが、この社会主義を掲げたが故に大躍進政策の失敗や文化大革命などの悪影響も招いてしまいました。そのため中国では十分な力があるのにもかかわらずお隣日本に全く太刀打ちできない状態が続いていました。

しかし、建国者の毛沢東がなくなり、鄧小平が実質的な権力を握ると1978年から改革開放を開始。この改革開放によって中国は怒涛の巻き返しを図るようになり、2008年の北京オリンピックや上海万博の誘致などを成功したことで経済大国入り。同じく日本が東京オリンピックと大阪万博によって経済大国となったように中国も同じ形で経済大国へとのし上がったのでした。

世界第2位の経済大国

こうして経済大国となった中国。中国といえば13億人というとんでもない人口を誇り、さらには新興国という立場を利用して積極的に海外の企業を誘致したことによって貿易は大黒字。

広州・深圳・上海などではハイテクノロジー産業が著しく発展しており、アリババなどの企業はグーグルを猛追している状態となっています。よこの結果中国は日本を追い抜いて世界第2位の経済大国になり、アメリカと肩を並べるようになったのでした。

中国の問題点

中国の問題点は何と言っても急激に経済が伸びた時に生じた貧富の格差。中国では農村と都市の発展の差が全く違う状態となっており、1:2.92という比率となっています。

社会主義というのもこの貧富の差を解消するための政策でしたが、改革開放以降この理念は薄れていきこのような事態を招いてしまいました。

また、アメリカとの貿易摩擦も懸念されており、かつて日本が受けたように激しい報復を受ける恐れが出ているのも実情。しかもアメリカが大嫌いな社会主義の思想を持っており、またチベット教徒や新疆ウイグル自治区などの迫害なども絡めて経済制裁も受けています。

南アフリカ

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アフリカの中で唯一G20に参加している南アフリカ。この国は1994年にアパルトヘイトが撤廃されたことによって黒人による経済発展が続いているのです。

また、南アフリカは2010年のサッカーワールドカップによるインフラ整備で4700億円もの経済効果を叩き出しアフリカ最大の経済大国となっています。

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