古代から続く交易の道「シルクロード」の歴史ー現在までの変化を詳しく解説
中国による現代のシルクロードの復活作戦
現在では、中国が、国力の回復とともに、ヨーロッパとの交易路としてのシルクロードを復活させようと、一帯一路政策をとっています。中央アジア諸国への支援をおこない、主要道路の建設改修などに資金を出して、シルクロードの整備をおこなっているのです。まだ成功とまではいっていませんが、将来的に再び東西交易路としてのシルクロードが再び復活する可能性が出てきました。
ヨーロッパと東アジアを結んだシルクロード
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シルクロードは、2,000年前からユーラシア大陸の東西にあるヨーロッパと中国を結ぶ交易路として繁栄していました。このシルクロードは、イスラム勢力が発展したことにより、彼らに独占されるようになっていったのです。しかし、海のシルクロードが開拓され、船で大量の物資を運ぶ時代になり、イスラム勢力に独占されていたシルクロードを経由した東西交易は衰退していきました。
現代でも、東西交易は海路を使った交易が中心になっています。しかし、中国の一帯一路政策によって、シルクロードの建設、整備がおこなわれて、復活の兆しが見えてきました。これによって、再び、世界の勢力図が変わることがあるかもしれませんね。