真田の抜け穴がアリ?【三光神社と谷六界隈】
豊臣氏大坂城の南端にあたる玉造~谷町六丁目にあたる界隈には、かつて大坂冬の陣に真田信繁が築いたという【真田丸】という出城がありました。小説やドラマ、映画などでも真田の活躍がよく描かれ、幕府軍の攻撃をことごとく退けたという有名な場所ですね。
現在、三光神社がある丘陵付近~明星中学・高校の敷地あたりが真田丸の場所だとされており、三光神社の境内には「真田の抜け穴」なる遺構が残っています。真偽のほどは別にして、ちょっと戦国ロマンを感じる場所でもありますね。
ちょうどこの辺りは大坂城惣構えの空堀が東西に走っていたところで、現在でも街並みや道に高低差がついていて、そこがかつて城であったことを偲ばせてくれます。
また、谷町六丁目界隈の商店街にある鉄板焼き屋さんの地下には、窓越しに豊臣氏の空堀石垣を眺められる客席があり、まさに歴史ファンにとって知る人ぞ知る穴場スポットとなっているのはここだけの話。
大坂城は過去と未来を繋ぐ情報発信基地
大坂城には二つの側面があると思います。一つは発掘や調査が進むことによって過去の姿を見せてくれる大坂城。もう一つはプロジェクションマッピングやイルミナージュに代表される文化の発信地としての大坂城です。また大坂城を舞台にして、様々なイベントも定期的に行われていますし、まさに過去と未来を繋ぐ情報発信基地としての性格が近年はクローズアップされてきていますね。さてさて、この令和の新時代にはどんな大坂城を見せてくれるのでしょうか。楽しみで仕方ありません。