新しい沖縄の産業構造
最近、沖縄へ観光へ行った方ならわかるかと思いますが、国際通りを歩いても、首里城へ行っても、美ら海水族館や古宇利島へ行っても外国人観光客が非常に多いことに気付くことでしょう。それこそ東京や京都、大阪などに比べても外国人の密度の濃さに驚かされるくらいです。
沖縄という場所は、中国や韓国、また東南アジアからも近く、日本本土との中継点として便利なのですね。いったん那覇空港で降り立ち、沖縄観光をしてから京都や大阪へ向かう。そんな外国人もまた多いのです。このようなインバウンド構造で成り立つような経済基盤の確立へ向けて舵を切っていこうというのが現在の沖縄の姿だといえるでしょう。
基地の縮小と経済成長
徐々にではありますが、米軍基地の閉鎖や縮小などによって返還された跡地を再利用しようとする動きも加速しています。ホテルリゾートやショッピングモールなど、インバウンドや内需にも対応した施設が続々と建設され、大きな経済効果をもたらしているのですね。実質的に沖縄経済における基地関連の依存率は約5%くらいにまで下がっているというデータも存在しているとのこと。
これまでは県内の内需と、基地依存と、ほぼ日本国内からの観光客だけで成り立っていた沖縄経済も、今後は国際的なアイランドリゾートとして発展していく可能性も大きく秘めているのですね。
これからの沖縄に注目!
古い伝統がありつつも、アメリカナイズされたステーキ文化もしっかり存在している。そんなが古いものと新しいものが融合した面を持っているのも沖縄の特色といったところでしょうか。基地のある島というだけではない沖縄の魅力を、実際に現地で体感してみてはいかがでしょう?