イギリスヨーロッパの歴史

イギリスが行った「宥和政策」ってどんな外交?わかりやすく解説!

宥和政策は果たして良かったものなのか?

image by PIXTA / 22564989

こうして宥和政策はイギリスやアメリカなどはヒトラーの増長を招いたとしてしくじりとして捉えられることとなりました。しかし、宥和政策が必ずしも悪いというとそうではなく、宥和政策が行われていた期間は戦争が行われなかったのはれっきとした事実として残っています。

現在では基本的には宥和政策が行われず、強硬的な対応が一般的となっていますが、この宥和政策の否定が過剰に進んでいくようになるとやがて自衛のためなら外交ではなく、最初から攻撃すれば良いという考え方にもつながっていくようになりますね。現代社会ではこのような過度な宥和政策を反省するのはもちろんのことですが、宥和政策をそのまま否定するのではなく、ある程度の相手側の協調をとることが大切だと思うのです。

1 2 3
Share: