日本の文化にも影響を与えた?中国の「道教」をわかりやすく解説!
陰陽道
日本において道教というものはあまり知られていませんが、日本では平安時代に日本独自の陰陽道が生まれることになります。
陰陽師とは平安時代ごろには成立していた役職で例えば悪い霊を払って人々の病気を治したり、星などの動きを見て暦を作ったりとかなり重要な役職。日本では安倍晴明などが有名ですね。
陰陽道からきた日本も数多くあって例えば昔の街中でよく見られた易術は元々道教の一部であり、さらには日本の二十四節気もかなり道教の影響を受けているなど日本でも根付いています。また、庚申信仰といっても各地に庚申講や庚申待ちという組織が存在していますね。
このように日本における道教は日本の伝承や信仰から来ているものが多くあり、日本の山岳信仰や、修験道などにも道教の神仙思想などの影響が色濃く反映されています。
日本人の知らない間に道教の影響を受けている風習がたくさんあるのですね。
風水の発展
また、道教の影響を色濃く受け継いでいるのが風水。元々風水は道教にあった陰陽五行をそのまま応用したものです。
もともと風水というものは日本においては平城京や平安京や長岡京や江戸、さらには延暦寺や寛永寺といった昔の日本の都や大寺院に取り入れられてきましたが、現在でも開運を願って取り入れようとする人がいて中国、韓国、日本などで非常に盛んに取り入れられています。
街中にも普通に風水の影響を受けている建物などが多くあるため、一度意識してみるのもいいかもしれませんね。
道教は日本と中国の文化に根付いている
道教は日本ではあまり知られてはいませんが、中国では生活に思いきり根付いており、一時期社会主義政権のもとで消滅しかけましたが、何とか復興して今がある宗教なのです。
道教はまさしく中国のアイデンティティーなんですね。