日本の歴史昭和

経済成長の影の部分である公害と日本を揺るがした四大公害病について解説

日本は高度経済成長によって発展を遂げるようになりましたが、その裏ではその経済成長の弊害ともいえる公害が起こっていました。 今回はそんな公害の中でも特に規模が大きかった4つの公害を見ていきたいと思います。

そもそも公害とはどんな被害のことを指すのか?

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公害というのは工場や人間による開発などによって引き起こされた人間の被害のことです。

特に環境基本法の第2条に記載されている公害の典型的な被害のことを典型七被害というのですが、まずは公害によってどんな被害が出てしまうのかを見ていきましょう。

#1 大気汚染

公害における被害といえばやはり大気汚染ではないでしょうか?

大気汚染は工場の煙や排気ガスが空気と混ざりそれが原因で呼吸器に害を及ぼしてしまうのです。

今では中国などで問題となることがしばしばなんですが日本におけるその最たる例が1970年代の日本の様子。今ではあまり見かけなくなりましたがこの時代では光化学スモッグ注意報という警報が出され、外で遊ぶのもままならないという状態となったのです。

また、光化学スモッグ注意報の他にも酸性雨という工場の排気ガスが雲と混ざり最終的には酸性室の雨が降り植物を枯らしてしまうことがありました。

#2 騒音

大気汚染に次いで公害の被害が多く、おそらく身近にある公害といえば騒音問題。

要するにやかましいということなんですが日本においては新幹線や空港などの騒音問題が問題となり会話や睡眠の妨害、最悪の事例では難聴になるという問題が出てしまいました。

このため工事をする場合にはなるべく音を出さないようにして、飛行機の発着回数も配慮してなるべく騒音を少なくするという対策がとられています。

#3 悪臭

大気汚染と騒音の次に被害が多いのが悪臭。要するに臭いということなんですが例えば自動車の排気ガスや産業廃棄物による臭いの発生が主な問題として取り上げています。

#4 振動

工場などを運業すると必ず起こってしまうのが振動。これはどうしようもないのですが、あまりにも強い振動が断続的に行われると人体に多大の影響を与えてしまいます。

#5 土壌汚染

工場の稼働を続けていると重金属や農薬などが土壌に蓄積して、その土壌に含まれた有害な物質入りの野菜を食べることによって引き起こされてしまいました。しかし、これは公害の中では一番件数が少なくその理由の一つとして公害が原因だと決めつけることが非常に気付きにくいことが挙げられます。

#6 水質汚濁

工場によって土壌が汚染されると解説していきましたが、その被害は土だけではなく海にも広がりました。四大公害病の3つがこの水質汚濁が原因だということもありこの水質汚濁がかなり被害を及ぼしたことがわかります。

これも土壌汚染のように有害な物質が海に流出してその有害物質を食べてしまった魚をら食べることによって引き起こされました。

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