その他の国の歴史

世界中を核戦争の危機に陥れた「キューバ危機」背景・経過・その後をわかりやすく解説

キューバ危機後のキューバ

キューバ危機後も、キューバのカストロ政権は継続しました。アメリカからの経済封鎖はキューバ危機後も続きましたが、ソ連との連携を深めることでアメリカからの圧力に耐え続けます。

カストロの同志だったゲバラはキューバ革命をラテンアメリカ全体に広めようとしますが、失敗して戦死。カストロはキューバ一国でアメリカと対峙し続けました。

その後もアメリカとキューバの対立は続きますが、2015年7月、アメリカのオバマ政権がキューバとの国交回復に踏み切ります。その様子を見届けた後、2016年11月25日、カストロはこの世を去りました。しかし、トランプ大統領が対キューバ関係見直しを表明するなど両国間はまだ紆余曲折が予想されます。

核戦争の危機は今もまだ続いている

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キューバ危機は核兵器を持った国同士の摩擦が一歩間違えば核戦争に突入するという現実を世界に見せつけました。ソ連が崩壊し冷戦が終結しても核保有国同士の対立が核戦争の危機をはらんでいることは今も昔も変わりません。2019年にアメリカはINF全廃条約をロシアに通告しました。核兵器をめぐる国際情勢から、今も目を離すことはできないのです。

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