【結婚の歴史】婚活が辛い!結婚ってする理由あるの?そんなあなたに贈る「結婚制度って何?」の答え
長く独身でいれば、実現されない幻を描いているかのように人も見るだろうし、それが宿命であるかはしらないが、ついには何の価値もない女といっしょになってしまうような結果を生むことにもなっては、初めよし、後わろし(筆者注:わろし=醜い、よくないこと)になってしまう。
思い上がっていても若い間はほかから誘惑があるからね、多情な行為におちやすいものだが、堕落をしないように心がけねばならない。(中略)驕慢の心の盛んな時に、女の問題で賢い人が失敗するようなことは歴史の上にもあることだからね。
思ってならない人を思って、女の名も立て自身も人の恨みを負うようなことをしては一生の心の負担になる。
不運な結婚をして、女の欠点ばかりが目について苦しいようなことがあっても、そうした時に忍耐をして万人を愛する人道的な心を習得するようにつとめるとか、もしくは娘の親たちの好意を思うことで足りないことを補うとか、また親のない人と結婚した場合にも、不足な境遇も妻が価値のある女であればそれで補うに足ると認識すべきだよ。
そうした同情を持つことは自身のためにも妻のためにも将来大きな幸福を得る過程になるのだ」
結婚に夢を求めないことが結婚への第一歩!?
image by iStockphoto
結婚の本質を「結婚制度」から読み解いてみました。過去の結婚は、選択の自由がないゆえの、ある種「幸せ」だったのかもしれませんね。結婚と制度の歴史をあらためて見つめ直して筆者が思ったのは、どうしても結婚したければあきらめと妥協が肝心ということです。親同士の決まりで夫婦になったとしても仲良し夫婦のおじいちゃんおばあちゃんはたくさんいます。恋愛結婚でも愛を長続きさせるには、どこかで相手に完璧を求めるのをやめる必要があるでしょう。眼の前の人を精いっぱい愛する努力をする、愛する・愛してくれる人を探すための自分磨きをし続ける。人類がずっとしてきた結婚成功のコツはこの2つだけなのかもしれません。