ヨーロッパの歴史

いくつ知ってる?世界の国々の国旗の由来・歴史・成り立ちについて

意外に知らない?!日の丸の歴史と由来:日本

日本の国旗は法律上正式には日章旗(にっしょうき)いいますが、日の丸(ひのまる)という呼び名が一般的です。

日本では神話の時代から、天照大神という太陽の神様を奉っていました。大地を照らし作物を実らせる太陽を厚く信仰していたのです。

聖徳太子の時代、大陸に使わされた遣隋使が持っていた書簡に「日出づる処」と記されていたことからも、太陽を深く信仰していたことが伺えます。「日本」という名前も、太陽にちなんで付けられたものなのだそうです。

白地に赤い円を描いた旗は、1000年以上前からたびたび、合戦や船の旗印として掲げられてきました。有名なところでは源平の合戦シーン。源氏は白地に赤丸、平家は赤地に金丸の幟を掲げて合戦に挑んだのだそうです。源氏が掲げた旗として、白地に赤丸はその後も武家社会に根付いていきます。シンプルで目立つデザインであるとともに紅白で縁起がいい。日本人の習慣にもマッチした日の丸は、明治時代に入った1870年(明治3年)に国旗として制定されます。

日の丸が日本の国旗であることには違いないのですが、明治3年の時点ではまだ、商船規則及び外交目的で必要だったため日の丸が制定されただけで、法律的に明示されたものではありませんでした。法律上明示されたのは意外にもごく最近、平成11年のことで、この年施行された国旗国歌法で公式に日の丸が日本の国旗であることが定められました。

日の丸は国旗として考え出されたのではなく、古い時代からずっと慣習として使われ続けてきたものと考えてよさそうです。

国旗の由来は奥が深い!シンプルなデザインの中に詰まった意味を思う

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国旗とは「国家の象徴として制定された旗」なのだとか。本来は政治的なものなのでしょうが、サッカーや陸上など国際競技で自国選手を応援するときの旗印、という印象が強いです。日本で国際試合が開かれることになると、地球儀や「世界の国旗一覧」を見て参加国の予習をすることがあるのですが、そのときに新しい国名や国旗を知ることもあります。次のオリンピックには、どれほどの数の国旗がはためくのでしょう。とても楽しみです。

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