アレもそうなんだ!知れば知るほど面白い「日本語になった外来語」
アルコール、お転婆……日本語になったオランダ語
オランダは、日本が鎖国をしている間も交易を続けていた国です。そのため、オランダ語由来で今も残っている言葉はたくさんあります。しかも、辞書や辞典を見ただけでは外来語と判断できないほど日本語として浸透しているものも多いです。特に印象的なのが、医学や化学、薬品などに関連する単語が多いところではないでしょうか。
「アルコール」の語源は、遡ると古いアラビア語の単語に行き着くようで、正確なところははっきりしていません。ヨーロッパの様々な国の言語は、突き詰めていくとラテン語やアラビア語、ペルシャ語などに行き着くものが多く、明確にできないものも多々あるようです。
ただ、日本に伝わったのは江戸時代、オランダ語の「alcohol」が伝わったところから広まりました。オランダ語由来の言葉であると言ってよさそうです。
面白いところでは「お転婆」。語源についてはいくつか説があるそうですが、オランダで「馴らすことのできない」という意味の「ontembear」から来ているのでは、という説が有力です。
【オランダ語から日本語になったとされる外来語】
ガラス、アルカリ、ニッケル、オルゴール、クッキー、ゴルフ、スコップ、ズック、ダム、マネキン、ピンセット、ハッスル、どんたく、カルキ、ヨット、シロップ、リウマチ、お転婆 等
全体の2割が外来語?乱用を避けつつ広げていきたい外来語の世界
日々ネットの記事を覗いていると、使う単語の大半がカタカナになっていることがあります。国語辞典を見ても、カタカナ用語の解説が非常に多い。辞書によっては2割近くがカタカナ語で、年々増加の傾向にあるのだそうです。日本語は非常に柔軟な言語なんだな、と感心する一方で、このままでは日本語が失われてしまうのでは…と心配にもなりました。便利で分かりやすい外来語、乱用を避けつつ、うまく活用していきたいものです。
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