ギリシャヨーロッパの歴史

ギリシャ神話の愛すべき神々~オリュンポス12神を一挙紹介!

#13 ヘスティアの代わりに12神に加わることも・ディオニュソス

ギリシャ語:ディオニュソス(Dionysus)/ 英語:バッカス(Bacchus)/ ラテン語:バックス(Bacchus)

ヘスティアの代わりに12神に加わることもあるのが、ブドウ酒と酩酊の神ディオニュソスです。

ディオニュソスはゼウスと人間の女性・セメレの間にできた子。怒ったヘラの標的となり、ディオニュソスはギリシャを出てエジプトやシリア、インドなどへ放浪の旅に出ます

彼はブドウを栽培しワインを作り、旅先で多くの人々に広めます。ブドウ酒に魅せられた(酔った)多くの信奉者を引きつれ、オリュンポスに凱旋。見事神々の仲間入りを果たすのです。

#14 [おまけ]長男だが12神には入れず冥界に転落・ハデス

ギリシャ語:ハデス(Hades)/ 英語:プルート(Pluto)/ ラテン語:プルト(Pluto)

ハデスはゼウスの兄ですが、12神には含まれていません。ゼウス、ポセイドンと協力して父クロノスを倒した後、冥界を任されることになり、死者に囲まれて暮らしています。神話の中でも、やや卑屈ですさんだ心の持ち主で、冷徹で残虐なふるまいを見せることが多いです。

ただ、長男ゆえにまじめな性格で冥界の生活に耐え切れず荒んだのでは……という見方も。やりたい放題のゼウスと比較して、ハデスに同情する人も少なくないようです。

魅力的な神様がたくさん!12神とともにギリシャ神話を楽しもう

image by iStockphoto

日本にもたくさんの神様がいますが、ギリシャ神話にも100を超える神様がいるといわれています。どの神様も個性豊かで魅力的。特に12神はその中心にあって、誕生から2000年以上経った現代でも私たちを楽しませてくれるのです。

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