室町時代戦国時代日本の歴史

最強の戦国大名と戦国武将は誰?個人的に思う最強大名と武将を徹底解説【12選】

その7 幕府復活を目指した剣豪将軍 足利義輝

次は将軍からの登場、室町幕府第13代将軍足利義輝です。彼の異名は『剣豪将軍』暴れん坊将軍みたいな感じですが彼も北畠具教と同じように塚原卜伝から一の太刀を伝授されているスーパー剣豪でした。彼は武力だけではなく実質的に崩壊状態だった室町幕府を立て直すために外交能力を使い奔走していきます。そんな彼の外交の努力は意外な面で見れるんです。大名の名前なんかを見ると毛利輝元、伊達輝宗、長尾輝虎(上杉謙信)、朝倉義景、島津義久、最上義光などなど知っている人の大名の名には義輝の『義』と『輝』の字が入っていますよね?これが彼の外交努力の結晶で将軍の名前をつけることによって権威を上げようとしていました。

しかし、彼は室町幕府の権威が復活することを良しとしない松永久秀によって暗殺されてしまいます。でも彼は最後の最後まで抵抗し、敵をなぎ倒しながら討死したと記録には書かれていました。彼の話は結構創作の部分がありますが、これは事実なそうなので彼は室町幕府の将軍としてふさわしい死に方をしたのでしょうね。

最強武将編【5選】

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戦国大名の次は戦国武将の紹介です。戦国武将といったら大名とは違って最前線で戦う人が沢山いますので武勇に優れた人が沢山いますが、今回はその中でも特にすごい武将を5人紹介します。「この武将がいないやん」という声もあるとおもいますが、今回はご勘弁ください。

 

その1 朝倉家を引っ張ったすごい人 朝倉宗滴

まずご紹介するのは朝倉宗滴です。本名は朝倉教景だったそうですが。この人が生まれたのは1477年と戦国時代ではかなり早く生まれ、あんまりみなさんが知っている戦国時代の人ではありませんが、彼はナンバー2でありながら朝倉家を引っ張っていき、朝倉家の全盛期を築き上げました。

そして彼の真骨頂といえば九頭竜川の戦いです。この九頭竜川の戦いは加賀の一向一揆と朝倉家との間で起こった戦いですが、その一向一揆の総勢がなんと一説には30万を超える大軍だったそう。普通なら負けても仕方ない数ですが、なんと宗滴はこの30万の軍を1万人で撃破。一向一揆勢を加賀に追い返すという大勝利をあげました。その後彼は朝倉家を引っ張っていき、1555年、75歳で亡くなります。

ちなみに、浅井家が信長を裏切るきっかけとなったのが実は彼で、浅井家がその時敵対していた六角家に攻められていた時に元々六角家の味方だったのにわざわざ調停役を務め、さらに浅井家の発展にも関わったお陰でいつしか両家は固い絆で結ばれていたそうです。

その2 大友家を支えた雷神 立花道雪

次ご紹介するのは雷神こと立花道雪です。実は彼の本名は戸次鑑連と言ってさらに一回も立花道雪とは名乗っておらず、これはあくまでも異名なんですがここでは立花道雪で統一します。

彼のすごいところといったらなんといっても生涯死ぬまで戦い抜き、大友家の最盛期を築き上げた猛将であったところです。さらに彼は雷神ではなく雷親父みたいな形で主君であった大友宗麟を支え、彼が遊び呆けていた時にはしつこく注意しまくったそう。なんでこれが耳川の戦いで効かなかったのでしょうかね。

ちなみになんで彼が雷神と呼ばれたかというと彼が30代の時に木の近くで休憩していたら急にゲリラ豪雨に巻き込まれ雷に撃たれてしまいました。普通雷に撃たれたら死ぬぐらいの衝撃を受けてしまいますが、なんと道雪は雷を愛刀『雷切』で斬り捨て下半身不随にはなったものの死にはしなかったという強烈なエピソードがあったからだそうです。ちなみに彼は下半身が動かなくなってもめげずに輿に乗りながら指揮を執って最前線で戦っていたそう。すごすぎます。

その3 小さいけど猛将 山県昌景

次に紹介するのは赤備えで有名な武田四天王の一人である山県昌景です。彼はなんと身長130センチ、顔はお世辞にも良いとはいけないルックスのせいであまり強くなさそうだったのですが、戦の時になると性格が豹変し自信が手塩にかけて育てた騎馬隊を駆使して赤備えの名を日本中に轟かせ、後に井伊直政や真田幸村が彼の真似をするなど多大な影響を与えました。外見で人のことを判断してはいけない代表的な人物だと私は思います。

その4 本多忠勝

次ご紹介するのは皆さんご存知最強武将 本多忠勝です。生涯で57の戦をしたのにもかかわらずかすり傷一つも受けず、さらに蜻蛉切という天下三名槍にも数えられている槍を手に取り、武田家との戦いである高天神城の戦いでは首を22も取るなど最前線で戦い続けたまさしく猛将でもあります。しかし、彼は内政のスキルも高く関ヶ原の戦いの後に与えられた桑名では桑名藩のまちづくりに尽力し、名君として扱わるようになりました。

 

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