アメリカの歴史独立後

冷戦直後に起きた世界規模の戦争「湾岸戦争」をわかりやすく解説

湾岸戦争と日本

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当時の日本は第二次世界大戦からまだ45年しか経っていないこともあり、戦争に対して非常にナーバスになっており戦争に協力しようにも国内事情によってできない状況にありました。

いうのも急遽作成した「国連平和協力法案」は自民党内のハト派や、社会党などの反対によって廃案されたことで戦争の参加は実質不可能に。その後なんだかんだと国内での騒動のあと80億ドルという多額の援助を行うのですがこれがまぁ大バッシングをうけることに。

確かに日本は日本国憲法9条にて戦争は放棄したものの、ほかの国の軍人は命を懸けて頑張っているのに日本は金だけ送ったとなれば批判されてしまうのです。

この結果同盟国のアメリカを中心に非難された結果国内からは「人的貢献がなければ平和に貢献したとは言えない」という考え方が確立。その理念のもとに1年後の1992年に日本は国連平和維持活動(PKO)への参加を可能にするPKO協力法を成立。カンボシアへの派遣とペルシャ湾の機雷除去を目的として海上自衛隊の派遣から始まり自衛隊の海外派遣を実現させました。このPKO協力法が施行されたことにより自衛隊はPKO活動に参加する事が可能となり、現在でも海外で国際的な平和維持のために働いているのです。

湾岸戦争は世界と日本を動かした

湾岸戦争は短期間で終わり、政体も特に変わることがありませんでしたが、湾岸戦争をきっかけに中東の対立はあたらしい局面を迎えることになります。

日本も湾岸戦争の時の行動がきっかけで自衛隊のあり方が大きく変わっていきました。

湾岸戦争はまさしく世界を変えた戦争だったのですね。

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