イタリア統一戦争とイタリア王国の誕生
ここで立ち上がったのがサルデーニャ王国です。
フランスの支援を受ける形ではありますが、オーストリアと対峙。イタリア統一戦争が起こります。
そしてついに、1861年、イタリア王国が成立。当時の首都はトリノだったのだそうです。
1866年にヴェネツィアを、1870年にはローマ教皇領併合が実現し、晴れてイタリア半島はひとつにまとまります。首都はローマに決まりました。
遠い海の向こうの日本でも、このころ江戸幕府が倒れて明治時代がスタート。世界が大きく変わろうとした時代に、イタリアはようやく一つになったのです。
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二度の世界大戦とイタリア共和国の成立
19世紀から20世紀にかけて、世界は混迷の時代を迎えていました。
2度にわたる世界大戦。20世紀初頭、イタリアはムッソリーニによる独裁政権下に置かれます。
しかし第二次世界大戦で敗戦。イタリアは1946年、国民投票によって王政が廃止され「イタリア共和国」となります。イタリア講和条約では海外の領地をすべて放棄。これにより、敗戦側の国としては早い段階で講和が成立し、イタリアは新たな歴史を歩むことになるのです。
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実り豊かな半島にひしめく国々の興亡「イタリアの歴史」
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改めて見てみると、なんとも興味深いイタリアの歴史。古代から多くの人間が暮らしながら、近世に至るまで半島が統一されることがなかった、という点も面白いです。ほかのヨーロッパの国々と異なり、三方を海に囲まれた細長い「半島」であるところも、独特の歴史を辿った要因につながったのかな、と感じました。