鬼若子となったはずの元親が暗君へと変貌したわけ
姫若子から鬼若子への脱皮を遂げ、ほぼ四国を統一するまでになった元親。しかし、信親に対しての大きすぎる期待が、彼を失ったことで行き場を失い、彼から名君という称号をはぎ取ってしまいました。四国統一の頓挫からの失望が以前から大きく彼にのしかかり、信親の討死によってはじけ飛んだのかもしれません。息子の死を克服できなかったところを見ると、彼の内面から完全に「姫若子」が消えていなかったのかもしれない…と考えたりもします。
姫若子から鬼若子への脱皮を遂げ、ほぼ四国を統一するまでになった元親。しかし、信親に対しての大きすぎる期待が、彼を失ったことで行き場を失い、彼から名君という称号をはぎ取ってしまいました。四国統一の頓挫からの失望が以前から大きく彼にのしかかり、信親の討死によってはじけ飛んだのかもしれません。息子の死を克服できなかったところを見ると、彼の内面から完全に「姫若子」が消えていなかったのかもしれない…と考えたりもします。