日本が核武装できないこれだけの理由
※日本国憲法第9条の問題
まず現在の法解釈では、自衛隊で専守防衛を認めてはいるものの、先制攻撃は認められてはいません。核兵器は攻撃兵器ですので、憲法上を変えない限りは持てません。
※核兵器開発予算
先の中曽根さんの言葉ではないですが、核開発のためには莫大な国家予算が掛かります。消費税が2%上がるだけで国民の悲鳴が聞こえているのに、2兆円もの予算はどう考えても捻出することなどできませんよね。
※核実験場はどうするのか?
核兵器を開発しても、核実験場がなければ実用化なんて絶対にできません。その肝心の実験場を建設するに値する場所が、日本中のどこを探しても見当たりません。
※IAEA(国際原子力機関)の存在
日本はIAEAに加盟しているため、核武装はできません。日本が安定して原子力発電所を稼働できるのは、このIAEAの保障によって核燃料を輸入できているからなのです。ウランやプルトニウムなんて日本ではまったく採掘できませんし。もしIAEAを脱退して核武装しようとしても、原料すら手に入らないのでは開発すらできません。
※国民的アレルギー
仮に政府が憲法を、「核武装できる国にする」ことを改憲目標にしたとしても、国民世論がそれを許さないでしょう。おそらく議論にすらならないでしょうね。
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核不拡散の努力を怠らないこと
唯一の被爆国である日本人こそが、やはり核不拡散の声を上げ続けねばならないのではないでしょうか。世間には「戦争は外交の延長線上の行為」だの、「戦争は人類がいる限りなくならない」だの主張している人も少なくません。しかし、何かを始めなければ何も始まることはないでしょう。核兵器の存在を否定し、平和の在り方を訴え続けることこそが、あの恐ろしい原爆で亡くなった人々への鎮魂となるのではないでしょうか。