平安時代日本の歴史

紀貫之が書いた『土佐日記』と彼の生きた平安前期の歴史についてわかりやすく解説

『土佐日記』は日本独特の言葉や心情を日本の文字で書き表した日記文学

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『土佐日記』は934年から935年にかけての土佐から京都への旅程を書き記した紀行文です。それまでの男性の日記は漢文で書かれているので、日本人独特の心情を表すには不十分でした。日本の言葉を漢字に変換せず、そのまま書き記す仮名文字の登場は、日記文学や物語の発展に大きく貢献します。紀貫之という当代一流の文化人が、平仮名で日記を書くことで日本語の文章表現の幅が大きく広がったのではないでしょうか。

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