目からウロコかも!~コンビニの雑学いろいろ~
コンビニの灰皿は喫煙所ではない?
コンビニの外にある灰皿。実はあれは喫煙所ではありません。灰皿を設置していないと道端にポイ捨てする不届き者が絶えないため、タバコの火を消すために設置してあるものです。
でも最近は灰皿すら置いていないコンビニも増えましたね。2020年の東京オリンピックを機に、全国的に灰皿を撤去しようという動きも出てきているそうです。喫煙者の方はますます肩身が狭くなりそうですよね。
コンビニに関するその他の雑学
それでは最後に、カテゴリーに収まり切れなかったその他の色々な雑学をご紹介していきましょう。肩の力を抜いて読んでみてくださいね。
薬の販売がなぜコンビニでは広まらないのか?
食料品や日用品の購入、宅配便受付やチケット、公共料金の支払いまでカバーしてくれる便利なコンビニ。2009年からは薬事法の改正によって薬の販売も手掛けるようになったのは記憶に新しいところですよね。
でもリポビタンDとかウコンの力、ソルマックなどはよく置いてあるのに、ちゃんとした風邪薬や胃腸薬はほとんど置いてない。なぜでしょうか。
実はそれらの上記の商品は【医薬部外品】だからなんです。いわゆる化粧品と医薬品の中間的な存在で、医薬品ほどではないが効果は認められるもの。そういった意味合いになります。逆に同じ胃腸薬でも大正漢方胃腸薬やキャベジンなどは【医薬品】に該当するので、医薬品登録販売者の資格を持った人間を店舗に常駐させなければならないのです。
となるとコンビニは24時間営業が原則ですから、医薬品登録販売者を24時間ずっと置いてなきゃいけないわけで、交代を考えれば最低でも1店舗につき3名の資格者が必要だということ。ただでさえ人材確保が難しいコンビニ経営で、そんな資格を持った人材を雇用するのはほぼ無理だといって良いでしょう。だからコンビニで薬の販売が広まらないのですね。
コーヒーのサイズを間違えて入れたら犯罪になる?
レジで頼んだコーヒーがMサイズだったのに、間違えてLサイズのボタンを押してしまった。そんな経験ないですか?実はコレ、犯罪に当たります。「窃盗罪」もしくは「占用離脱物横領罪」という罪に問われる可能性が高いのです。
しかし、自分で気付いて店員さんに申告した場合や、本当に気付かずに後で謝罪した場合は罪に問われることはないでしょう。ただし、2019年初めに福岡であった事件のように、何度も同じことを繰り返す常習犯となると話は別です。故意が認められれば逮捕されてしまいますので。
コンビニ独自のブランドが次々出てくる理由とは?
最近、コンビニ各社が力を入れている独自ブランド(PB)ですが、中には抜群においしいけど価格も割安という商品も多くなってきましたよね。消費者はうれしいけど、コンビニは安く売って利益があるの?とふとした疑問が。
実は、商品の開発や試作品の製造などをメーカーの協力のもと、すべて自前で行っており、中間卸業者が介在していないのでコストを低く抑えることができるんです。さらにブランド全体としてメーカーに大量に発注すればコストメリットも出てきて価格を安くすることができるのですね。
増えすぎたコンビニ、今後はどうなる?
コンビニの店舗数が増え続け、今や飽和状態になっているといわれています。一部チェーンでは新規出店を抑えていくという報道もありますし、今後はどうなっていくのでしょうか。店舗同士の競合、人材の確保、24時間営業の弊害など、様々な問題は多いですが、日本が生んだコンビニ文化というものを、無理しない形で未来へ繋げていってほしいものですよね。