豆知識1・観光客は年間450万人!新博物館もオープン
「自由の女神像」があるリバティ島を訪れる観光客は年間450万人にもおよびます。ただ、「自由の女神像」の内部に入るにはチケットが必要。全ての人が内部に入れるわけではないので、観光に行かれる際はお気を付けください。内部の博物館も入場にはチケットが必要です。
そこで2019年5月に新博物館がオープン。「自由の女神・エリス島財団」によって作られたもので、デジタル技術を活用した展示によって「自由と民主主義とはなにか?」を考えさせるような施設になるとのことです。トランプ大統領の登場によって「反移民」的な風潮があると伝えられるアメリカですが、こうした風潮に一石を投じる意味もあるのでしょう。
豆知識2・女神像の冠の中に入れる!
女神像の内部にはエレベーターとらせん階段があり、展望台になっている冠の部分まで上ることができます。冠の隙間から顔を出して見ることもできるので、気候にもよりますが晴れていればニューヨークの絶景を楽しめるはずです。ただしらせん階段はかなり狭くて急になっているので、高所恐怖症の方にはしんどいと思います。
前述の通り冠に入るにはチケットが必要(事前予約も可能です)。またリバティ島までのフェリー代もかかります。旅行シーズンになると予約が取りにくいので、観光に行かれる際は必ず出発前に確認しておきましょう。
豆知識3・「自由の女神像」といえばあのクイズ!
「自由の女神像」といえば、1970~90年代に放送されていたテレビ番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」を思い出す方も多いのではないかと思います(お若い方は「何それ?」という感じでしょうが)。アメリカを横断しながらクイズを行うというスケールの大きい番組で、第1問に必ず「自由の女神像」についての〇×クイズが出るのがお決まりでした。最後に「ウルトラクイズ」で出題されたクイズをご紹介したいと思います(正解は次の項で)。
Q1・「ニューヨークの自由の女神は裸足である」〇か×か?
Q2・「自由の女神のお返しに、アメリカの人々もフランスに自由の女神を送った」〇か×か?
Q3・「ニューヨークの自由の女神には、災害や事故に備えて、損害保険がかけられている」〇か×か?
Q4・「アメリカの象徴・自由の女神を、他の国が国旗に採用してもアメリカの許可はいらない」〇か×か
「自由の女神」クイズ・解答編
A1・×。裸足ではなくサンダルのようなものを履いています。
A2・〇。お返しにフランスに「自由の女神像」を贈っており、現在もセーヌ川沿いに立っています。高さは11.5メートルとコンパクトなサイズ。ちなみに東京のお台場にある「自由の女神像」はフランス政府公認で作られたもの。
A3・×。大統領の権限によって、議員の投票でお金を集めて修繕するという決まりがあるそうです。
A4・〇。すでに著作権は切れており、パブリックドメインとなっているため許可は必要ありません。だからといって実際に国旗に採用する国はないでしょうが……。
「自由の女神像」に込められた想い
「自由の女神像」にアメリカの象徴であり、「自由」や「民主主義」といった意味が込められています。この像は100年以上にわたって自由の理念を信じる多くの人々を勇気づけてきました。ニューヨークを訪れるのはなかなか大変ですが、「自由の女神像」は私たちに自由の大切さを考えるきっかけを与えてくれると言えるでしょう。