いくつ知ってる?日本の有名な神様の名前とご利益【11選】
#10 須佐之男命(すさのおのみこと)
須佐之男命は、天照大神、月読尊の弟とされる「三貴子」の一柱です。多彩な顔を持ち、神話の中にも数多く登場します。そのため、素戔男尊、素戔嗚尊、須佐乃袁尊、須佐能乎命、スサノヲなど様々な表記があり、乱暴者であったりいたずらっ子的な一面を見せたと思えば、民を苦しめる大蛇を退治して英雄視されることも。大変人気の高い神様です。
初めのうちは、天照大神が太陽、月読尊が月、須佐之男命は海の神様とされていたそうですが、後に農業の神様・防災除疫の神・冥府の神・豊穣神など様々な顔を持っています。
ご利益は災難除けや五穀豊穣など、荒ぶる神として人々をお守りくださる神様なのです。
<須佐之男命を祀っている主な神社>
八坂神社(京都府京都市東山区)
素盞嗚神社(広島県福山市)
氷川神社(埼玉県さいたま市大宮区)
#11 大国主命(大国主神・おおくにぬしのかみ)
大国主命は国津神(くにつかみ)の最高峰と言われている尊い神様です。
国津神とは、実際に国土を治めていた土着の神様のこと。大国主命は国づくり・国譲りにまつわる神話に数多く登場します。また、因幡の白兎に登場する神様としても有名です。神仏習合の後は、「だいこく」と読むこともできるところから、仏教の大黒天と結びついていきました。
縁結び、商売繁盛、五穀豊穣、航海守護、夫婦円満、病気平癒、金運などのご利益を賜ることができます。大変人気のある神様なので、お祀りする神社がたくさんあるところもポイントです。
<大国主命を祀っている主な神社>
出雲大社(島根県出雲市)
大神神社(奈良県桜井市)
大前神社(栃木県真岡市)
天地創造から国づくりまで~意外と知らない日本の神様の世界
神話の中に登場する神様というと、ギリシャ神話の神々を思い浮かべる人が多いのではないかと思いますが、日本の神様も壮大で魅力的です。人間は古くから、自然の尊さ・美しさの中に様々な神様の姿を思い浮かべて崇めたのでしょう。お住まいの地域に、こうした神様を祀った神社があるようでしたら、ぜひお参りなさってみてください。
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