日本の歴史昭和

サンフランシスコ講和条約とは?内容と領土問題をわかりやすく解説

韓国との竹島問題

竹島とは、島根県沖にある島で、韓国が支配を継続している場所ですね。日本と韓国はそれぞれ自国の領土だと主張をしています。それも、このサンフランシスコ講和条約が発端。
日本には、竹島を日本の領土としている文献や地図などが残っており、アメリカなども竹島は日本領であるとの立場ですが、韓国側は朝鮮の独立を認め、権利を放棄するならば、この竹島も韓国に返還される領土であると主張しているんですね。国際司法裁判所で解決を図ろうとするも、韓国側がそもそも領土問題ではないとしていることから、解決されていないのが現状です。

中国との尖閣諸島問題

尖閣諸島は、サンフランシスコ講和条約で南西諸島として、アメリカの信託統治下に置かれた場所です。そのため、1972年の沖縄返還と同時に日本に戻された島々なんですね。ですが、1970年代から中国がもともと自国の領土だったとの主張を開始。そのため中国船が近海に現れるなど、問題が出ているのです。

残される問題の数々、対話を通しての解決を

image by PIXTA / 45306719

サンフランシスコ講和条約によって、日本は国際復帰を果たしたわけですが、その後に続く沖縄返還の問題、韓国や中国、ロシアとの平和条約の問題、そして現在に続く領土問題が残されることとなりました。また、同時に結ばれた日米安全保障条約についても、アメリカ軍駐在という問題が現在も続いています。どれも難しい問題ではありますが、対話を通して解決していきたいものですね。

1 2 3
Share:
みほこ