日本の歴史

ひな祭りの起源って?由来からひな人形の飾り方までご紹介!

・一段目 男雛と女雛

 最上段には男雛と女雛を飾りましょう。向かって左側に男雛を飾り、向かって右側に女雛を飾りますが、地域によっては男雛を右側に飾り、女雛を左側に飾るところもあります。「お内裏さまとお雛さま」という歌詞が有名なためお内裏さまが男雛でお雛さまが女雛のことと思われがちですが、お内裏さまもお雛さまも同じ意味の言葉で、一対の男雛と女雛をあらわす言葉です。男雛と女雛の間には三方を置き、両端にはぼんぼりを飾り、後ろには金屏風を立てます。

・二段目 三人官女

 宮中に仕える女官を表す三人官女は二段目に飾りましょう。三人のうち座っている官女が一人なら座っている官女を真ん中に置き、座っている官女が二人なら立っている官女を真ん中に置きます。

・三段目 五人囃子

 五人囃子は三段目に飾りましょう。向かって左側から、太鼓、大鼓、小鼓、笛、謡い手と並びます。五人囃子ではなく、五人雅楽を並べる場合は向かって左側から、横笛、篳篥(ひちりき)、笙(しょう)、楽太鼓、鞨鼓(かっこ)と並べましょう。

・四段目 随身(右大臣と左大臣)

 四段目に飾る随身と呼ばれる人形は、右大臣と左大臣という言い方のほうが聞きなれていますよね。向かって左側が右大臣で若者の姿をしており、向かって右側が左大臣でおじいさんの姿をしています。

・五段目 仕丁

従者と護衛を表している仕丁は五段目に飾りましょう。関東と関西で若干の違いがあり、関東ではお供の姿をしているので向かって左側から台笠、沓台(くつだい)、立傘の順番で飾ります。関西では宮中の清掃役の姿をしているので向かって左側から熊手、塵取、竹箒の順番です。

ひな祭りの意味を知ってより良い経験を

image by PIXTA / 29032598

ひな祭りは女の子のための幸せを願う行事です。ひな祭りも含まれている五節句は日本では親しみのあるイベントごとですが、それは中国から伝わったものだったんですね。およそ平安時代ごろから続いていたひな祭りは形を変えつつもその本質は変わらず、その意味は邪気を払い幸せに過ごせるようにということ。女の子の親になれば、是非親子で楽しみたいイベントですね。

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