フランスブルボン朝ヨーロッパの歴史

『太陽王』と恐れられた「ルイ14世」の生涯って?わかりやすく解説!

実はとても汚かったルイ14世

この当時のルイ14世をはじめフランスなどのヨーロッパは今と比べるとかなり衛生状態がひどかったといわれています。この当時のヨーロッパには入浴という文化はほとんどなく、ルイ14世はお風呂に入ったのがたったの3回ほどだったそうです。

ではどうやって匂いをごまかしていたのかというと匂いをごまかすことができるいい匂いの粉をはたいたり、アルコールなどの殺菌できる液体を染み込ませた布で顔や体を拭いたりしてすごしていました。ちなみに、こんな状態だったためにヨーロッパでは香水の技術が大きく進歩したんだとか。

太陽王だけではなく官僚王

ルイ14世といえば王様が全ての権力を握っているという絶対王政を行なった人物としても有名ですが、ルイ14世は「官僚王」と呼ばれるほど非常にまじめで政務に精励な国王でした。

その生活は規則正しく「暦と時計があれば、遠く離れていても王が何をしているか言える」と噂されていたほどだったそうです。

ルイ14世はフランスの基盤を作り上げた

image by PIXTA / 6472119

ルイ14世はその圧倒的なカリスマ性から絶対王政という政治体制を生み出しましたが、彼が成し遂げたのはそれだけではなく、これまでバラバラだったフランスの領土をまとめ、そして地方分権から中央集権制に変えたのでした。

まさしくルイ14世はフランスの基盤を作り上げた人物だったのですね。

1 2 3
Share: