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「シェーンブルン宮殿」とは?ベルサイユを凌ぐ宮殿を目指した歴史をわかりやすく解説

広い!とにかく広い!広大な庭園をのんびり散策

東西約1.2km、南北約1km。広大な敷地の中に、様々な工夫を凝らした庭園が配置されています。

例えば、ギリシャ神話のポセイドンの彫刻が印象的な巨大噴水「ネプチューンの泉」や、なぜかエジプト象形文字が刻まれた巨大なオベリスクがそびえる泉など。見どころをかいつまんで回っても1㎞ほどの距離があるため脚力が求められますが、散策する価値は十分にあります。真夏の暑い時期には、敷地内を回遊する「ミニトレイン」が人気です。

中でも見ごたえあるのが、宮殿と向かい合うように建てられた「グロリエッテ」と呼ばれる100mの回廊建築。遠く遠く、緑の木々のその向こうにそびえる建造物まで、美しい光景が続いている様は見ごたえ満点です。

そしてなんと、日本人庭師による日本庭園も。造られたのは20世紀後半に入ってからですが、枯山水など日本の園芸技術が随所に見られる美しい仕上がりとなっています。

敷地内には動物園もあり、市民の憩いの場にも。緑が豊かなので、野鳥やリスたちに出会うこともあります。

ため息必至!ハプスブルグ家の歴史と栄華を感じられるシェーンブルン宮殿

image by iStockphoto

とにかく広い。広大な敷地の中に建つ建物や庭園は、どれも見ごたえ抜群。現地までの交通の便もよいので、観光客がひとりで訪れてもわかりやすいところも魅力といわれています。豪華だけれどどこか大らかで上品、ハプスブルグ家の懐の大きさを感じることができる宮殿です。ヴェルサイユ宮殿とどちらが……と一様に比較はできませんが、どちらのほうが「好き」と感じるか、両方見比べてみたい。そんな印象を持ちました。

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