日本の歴史

TAKARAZUKA_REVUE!~宝塚歌劇団100年の歴史と時代を彩ったトップスターたち~

100周年を迎え、ますます発展していく宝塚歌劇

震災の悲しみと苦しみを乗り越え、宝塚歌劇は次々と作品を発表していきます。1996年にはウィーンミュージカル「エリザベート」が大ヒット。この「エリザベート」は上演回数500回を突破、さらには宝塚大劇場での動員数150万人を記録するなど記録ずくめとなりました。さらに1998年、新たに宙組が発足し、宝塚歌劇は5組体制となりました。

2001年には新しい東京宝塚劇場もオープンし、拠点となる劇場以外にも、博多座や日生劇場、梅田芸術劇場などで幅広い公演が行われるようになったのもこの頃のこと。その後も「逆転裁判」「銀河英雄伝説」などのコラボ作品にも意欲的に取り組み、より親しみやすいテーマと構成で、人気が衰えることはありません。

そして2014年、宝塚歌劇団は100周年を迎え、記念式典や運動会など数々の特別行事が実施されました。

現在も宝塚歌劇は歩みを止めることはありません。これから150周年、200周年と人々を楽しませ続けてくれるのではないでしょうか。

宝塚歌劇を彩ったトップスターたち♯5【姿月あさと】

1998年に誕生した宙組の初代男役トップスターです。歴代トップスターの中でも屈指の歌唱力を持つといわれ、ミュージカルの名作「エリザベート」の黄泉の帝王トート役で主役を演じました。

宝塚退団後も幅広く歌手活動を続け、ミュージカル音楽、J-POPからシャンソンに至るまで歌い上げる実力は素晴らしいの一言です。

今までのタカラヅカ。これからのタカラヅカ

image by PIXTA / 12561226

こうして宝塚歌劇の歴史を振り返ってみたわけですが、いつの時代も共通していることは、人々の憧れだったということではないでしょうか。もちろん女性ファンが圧倒的に多いとは思いますが、「華やかで、かっこよくて、あこがれの存在」だという輝きを絶えず発しているからなのでしょうね。これからのタカラヅカにも、ますます注目してみたいと思います。

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明石則実