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イスラム教ってなんじゃろな?今さら聞けないベールに包まれたイスラム教について解説

啓典

イスラム教においてコーランを読むことはイスラム教の信仰に対してとても重要なものの一つとなっています。しかし、イスラム教の信者が本来信仰すべきなのはコーランだけではありません。上にも書いた通りイスラム教というのはキリスト教とユダヤ教と同じ神様を信仰しているため、キリスト教の教典である新約聖書やユダヤ教の教典であるモーゼの十戒なども本来なら信仰すべきなのです。しかし、キリスト教とイスラム教はいろいろゴタゴタがあって仲がいつのまにか非常に悪くなってしまい、今ではこの新約聖書やモーゼの十戒などは啓典に含まれないとする宗教学者も現れています。

使徒

イスラム教においては神様の次にイスラム教の開祖であるムハンマドを信仰しなければなりません。なぜならムハンマドというのは神様からお告げという使命を与えられた使徒というふうな観点で見られるためです。これはキリストにおけるイエス・キリストと同じような感じですね。ちなみに、上でも再三言っていますが、イスラム教とキリスト教は同じ神様を信仰しているためイエス・キリストやモーゼも立派な使徒の1人に加えられています。

しかし、イスラム教では偶像崇拝というものは禁止されていますよね?そのため例え信仰すべき人でもイスラム教の場合だったらムハンマドという人を想像で書いてはならないのです。もちろん西暦600年代に写真という確固たる証拠はありませんのでムハンマドの絵画を飾る時にはムハンマドの顔を白く塗りつぶすか、そもそも書かないというのが正解なんですよ。

来世

イスラム教というのは仏教やイスラム教などと同じように来世や天国というものの存在を信じています。つまりは『イスラム教を信じなければ来世はろくなことが起きないよ!』と言っているようなもの。そのためイスラム教徒は必死にイスラム教を信仰して天国に行けるように毎日暮らしているのです。

 

定命

六信の最後は定命。簡単に言うと『全ての出来事はアッラーによって決められています』ということ。つまりどんな出来事でさえも全て神様が決めているということなんです。「そんな細かなところまでちゃんと把握しているの?」と思うかもしれませんが、アッラーは全知全能の神ですから。

■五行とは?

これまでは六信というイスラム教徒が信仰すべき六つのことについて見ていきましたが、次はそんなイスラム教徒が信仰しながらどのような生活を送らなければいけないのかが決められている五行について見ていきましょう。

信仰告白

五行の最初は信仰告白というものなんですが、これは簡単にいえば「アッラーのほかに神はなし」という形でアッラーに対する帰依を表すということです。

ちなみに、これはイスラム教の中でも特に根本的なものだとされており、イスラム教徒として認められるためには2人以上のイスラム教徒の立会いのもと信仰告白を行なって自分がイスラム教徒だということを証明しなければなりません。

あと、この信仰告白の「アッラーのほかに神はなし」という部分はサウジアラビアなどのイスラム教を信仰している国の国旗にも描かれているんですよ。

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